【独占インタビュー】側溝に入ってスカートを覗いた「生まれ変わったら道になりたい」男についてパンツ愛好家に意見を聞いてみた(その2)
白「さきほどFNNの報道を見ていたのですが、近所の人が「小さい頃から側溝に入って遊んでいた子だよ。小学生の頃にずっと遊んでた」と証言していました。つまり、彼は “側溝の子”。彼にとって最も心が休まる場所、それが側溝なだけだったのでは?」
──なるほど! そう解釈すると、前回の逮捕は受動的。憩いの場で寝転んでいたら、たまたまスカートをはいた女性が通りかかって、見つかってしまった……!!
白「とか言いつつ、単にパンツを見たかっただけなのかもしれませんが、そういうバックボーンを踏まえつつ “生まれ変わったら道になりたい” を思い返すと、実に切なく、甘酸っぱく、まるで青空に流れる雲を見上げるような印象になります。なぜならば、たまたまパンツが見えただけ、なのですから。
でも……今回は違った!(怒)
先ほども言いましたが、スマホでスカートの中を撮影していた、と。しかも、『間違いない。スカートの中をのぞきたかった』と供述しているときた。これは、本当に残念極まりない。もしもこの世に “パンツ道” があるとすれば破門を審議する行為です」
──本当に残念そうですね。
白「せっかく崇高な “パンツ探求者” だったのに、撮影した時点で、単なる “パンツ盗撮魔” に成り下がったのです。これは粋ではない。野暮というやつです。
たとえるならば、千利休が、『利休のお茶』というティーパック(箱には自分の顔写真入り)を売り出すレベルの野暮さです。利休がお茶を入れるときに、レンチンでお湯を作って「ああ、うめえ」と言うくらい残念なことです。釣りキチ三平が、市ヶ谷の釣り堀に入り浸るようなものですし、ブッダがファンシーな色の仏壇を売り始め……」
──本当に残念な気持ちが伝わってきたので、もういいです。
白「でもね、かろうじて私が許せる点は、ちゃんと “側溝に入って撮影していた” ということです。もしも単にパンツの逆さ撮りをしたいだけだったら、わざわざ入らなくてもよかった。今時のデジカメならスマホと連動させて遠隔撮影なんてのもできるので、溝の中にデジカメ入れておくだけでよかった。でも、彼はそれをしなかった。
戦場にカメラを置いて、遠隔操作して撮影して「私は戦場カメラマンです」なんてインチキはしなかった。彼は、あくまでも “現場主義” だったのです。そして、あくまでも彼は “道” であり続けたのです。しかし、今回の道は、邪の道だった」
──パンツ盗撮=邪道、という意味ですね。
白「そうです。なぜ撮影したのか理解できません。デジタルのデータは、いつかは消えます。でも心の記憶は消えません。検索も速い。心の中で「だれだれのパンツ」と連想したら、すぐに脳裏にイメージが浮かびます。なぜ、こんなにも明白なことが分からないのか。今回の逮捕をきっかけに、そこだけは猛省してほしいと思います」
──彼は反省しますかね?
白「警察が来た時、抵抗することもなく「間違いない。スカートの中をのぞきたかった」と言うほどの男です。潔い。おそらく、覚悟は決めていたと思います。まだ彼には侍の心がある。今回の逮捕で “盗撮ダメ” と気付いてくれることを切に願います。
あわせて、感謝の気持ちも忘れてはなりません。パンチラは、ふと日常に舞い降りる非日常、きまぐれな神様からのプレゼントなのです。わずかな白い光が見えるだけで「今日は良い日だな」と元気が出るし、生きる希望もわいてくる。」
──たしかに「なんてラブリーな日だ」って思いますよね。
白「もしも悲しいことがあったら、いつか見たパンツのことを思い出して下さい。もしも、ひきこもっている友達がいたら、「外に出よう。もしかしたらパンチラが見えるかもしれないんだぞ」と、外界の素晴らしさを伝えて下さい。
パンツとの出会いは一期一会。そんな一瞬一瞬を大切に生きてくれたら、きっとパンツの神様も喜ぶことだろうと思います。ただし、あくまでも受動的に。欲張ってはいけません。追い求めてはいけません。偶然に見えるからこそファンタジックなのです。なぜならパンチラというものは、夜空を走る流れ星なのですから」
<完>