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ゴールはどんな形であれ、決まれば1点。たとえどんなに美しくてもそれは変わらず、記録上は同じである。だがしかし。同じ1点でも珍しいゴールが欧州で生まれ、話題になっている。なぜならどう見てもダサいのだ。

はたしてどのような形からゴールは生まれたのか。その流れは、動画「Rapid Vienna’s Philipp Schobesberger funny goal vs Viktoria Plzen 06/11/2015」で確認できる。完全に想定外のシーンであるため、一見の価値ありだぞ!

・EL(ヨーロッパリーグ)の試合

そのゴールが決まったのは、2015年11月6日に行われたELグループステージ第4節のヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)vs ラピド・ウィーン(オーストリア)の試合。1−1で迎えた後半32分のことである。

・一連の流れ

超絶ダサいゴールが決まるまでの流れを、簡潔に文章で表すと次のようになる。

後方からボールをつなぐラピド・ウィーン → 絶妙なスルーパス → 抜け出した選手がキーパーと1 vs 1 → シュート直前でズッコケる → ボールが逆足に当たってうまい具合にシュート → ボールはゆっくり転がりながらゴール!

……といった感じだ。動画で確認していただけたらわかるが、これは史上最高にダサいといっても過言ではない。

・結果オーライ

ただし結果的に意表をついた形となり、キーパーは立ち尽くすしか成す術なし。ズッコケた彼を救うならば「執念が生んだゴール」という表現が適切か。まず考えられないが、もし意図的に転んだのならば相当な役者である。

試合の方は、史上最高にダサいゴールで勝ち越したラピド・ウィーンがアウェーながら1−2で勝利している。ちなみに2得点を決めたのは、ズッコケた彼。いろんな意味でマンオブザマッチだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼ダサいけど止められない!