横浜市を走るドライバーの間で、数年前から噂になっている「ラーメン自由人」。環状4号線沿いにあるラーメン店だが、放っているオーラはまるでテーマパークのようだと言われている。サラッと紹介したが、そんなラーメン屋 聞いたことがない。

ネット上では、「自由すぎる」というコメントや「ラーメン閣下」「イズミーランド」といった謎のワードが続出。一方で、「最高」「マジでうまい」といったコメントも多いのだ。調べれば調べるほど謎が深まるな……よし行ってくるぞ。

・イズミ―ランドの敷地内にあるラーメン自由人

相鉄いずみ野駅から車で10分、「ヤマダ電機」を目印に進んでいくと、手作り感ハンパないエリアが見えてくる。どうやら ここが『イズミ―ランド』、このランド内にラーメン自由人はあるのだ。

「落書き禁止」というメッセージの下に「みんな! オラに元気をわけてくれ!」というほぼ落書きの看板を発見……「ラーメン閣下と友達になろう」という意味不明のメッセージもあった。とにかく中に入ってみよう。

・謎のアトラクションの数々

順路どおりに店内を目指すが、様々なアトラクションが気になって仕方ない。「呪いの黒ベンチ」に座ってしまうと、「大いなる暗闇の呪力」によって呪われてしまうため、13分以内にラーメンを食べて呪いを解かなくてはいけないし、「幸せの黄色いベンチ」では……もういいや、ラーメンを食べに行こう。

・やはりツッコミどころ満載

筆者が注文したのは、世界初だという「黒い博多ラーメン(600円)」。「キン肉ラーメン」や「ジョジョラーメン」も気になる。ランチの時間帯だったので「孫ご飯(小ライス)」が無料だった。

トラックの荷台を改装した店内は、カウンター席のみ。店内に掲げている社訓が「明日から本気だす」、今年の目標は「来年はがんばる」だ……お願いだからラーメンの味だけはボケないでくれと祈る。

・ラーメンはうまかった

気になるラーメンが黒い理由は、「博多豚骨ラーメン」と「横浜家系の豚骨醤油」が融合されているためだった。濃厚でマイルドなスープが麺に絡んでうまい、ズバズバ食えるぞ。豚骨ラーメン特有のくささも無いので食べやすいという人もいるらしい。本格派のラーメンは評判どおりの味だった。

確かに、一見かなり怪しいしマジで自由なラーメン屋さんではあった。入店するのに勇気も必要かもしれないが、ラーメンの味は間違いないから、気になった人がいたら ぜひ行ってみてほしい。イズミ―ランドの良さもきっと伝わるはずだ。

・このラーメン屋の詳細データ

店名 ラーメン自由人
住所 横浜市泉区和泉町6616-1
時間 11時~15時 18時~22時(L.O.21:30)
休日 基本的に無休

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼道路沿いに並ぶ手書きのボード

▼進路

▼数々のアトラクション





▼店内はトラックの荷台を改造している

▼社訓と目標

▼店内

▼替え玉料金で困ったら帝国金融へ(電話番号も語呂合わせ)

▼ラーメン

▼またね~

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