奥が深いロシア……。奥が深くて深くて、こちらからでは全く見通せない恐ろしい国、そう「おそロシア」だ。

現在、そのロシアがまた不可解な動きを見せている。なんでも突然「可愛いハリネズミのぬいぐるみ」を発売禁止にしたというのだ。え? 無害なハリネズミのぬいぐるみがなぜ!? どうやらその背景には、ロシアなりの “深〜い” 事情があるようだ……。

・キャワワなハリネズミが販売禁止に

ことが起こったのは、ロシアのウラジミール州。お店でキュートなハリネズミのぬいぐるみが売られていたところ、消費者から苦情が寄せられた。その上、子供の権利を守るゲンナジー・プロホロチェフ行政監察官が、このぬいぐるみの存在を知った途端、「発売禁止」の措置を言い渡したというのだ!

え? でもこれは、無害なぬいぐるみだよ? ハリネズミのとげは柔らかだし、ニッコリ笑ったお顔はキュート。青とピンクの花を片手に持ち、あ! お腹にはピンクのおへそがついているね……と、どうやらこの “おへそ” に問題があるというのだ!!

・理由 →「これは “おへそ” じゃない……実にけしからん!」

え、えーと……“おへそ” が問題? な、なんで? と戸惑ってしまうが、監視官いわく、この “おへそ” が、けしからん形をしているようだ。なんとそれは “おへそ” ではなく、れっきとした女性器だと見なされるというではないか! って、それ考えすぎだよ!!

もちろん、おもちゃメーカーだって「間違いなく、“おへそ” です」と否定。けれども、行政監視官は聞く耳を持たずに、結局ハリネズミのぬいぐるみは販売禁止となってしまったようだ。

・「写真を見た瞬間に、“へそ” じゃないと分かった」

行政監視官は、「これを取り締まらなければ、男性器を付けたハリネズミのぬいぐるみが発売されることだろう。写真で見た瞬間から、あれが “へそ” でないことは明白だった。いやらしい目的で作られたものだ」と語っている。

しかも、なぜか違法労働者を取り上げて、「中国からやってきた違法労働者が、世の中を混乱させるために、ジョークとしてこのような物を作ったのだろう」などと発言したのだった。

このハリネズミのぬいぐるみは店頭から撤去されたようだが、今では代わりに似たような “おへそ” を付けたネコのぬいぐるみが販売されているということだ。うーむ、また同じことが起こりそうな気がしてならない。

そう言えば、以前にも「クマのプーさんは下半身を露出しているから、ハレンチな存在」だとポーランドでもやり玉に挙げられていたっけ……。世の中には、色々な考え方があるようだ。

参照元:The Moscow TimesMail Online(英語) Twitter @govoritmsk
執筆:小千谷サチ

▼ピンクの “おへそ” 。あなたは何に見える?