体と体がぶつかり合うラグビーでは、ちょっとやそっとの傷はめずらしいものではない。擦り傷や打撲なんてものは日常茶飯事。経験者であれば、怪我をせずに競技人生を終えた人はまずいないだろう。
そんなラグビーでやってしまいがちな怪我に肩の脱臼があるが、アメリカで行われた7人制の試合で驚くべき光景が見られたのでご紹介したい。何があったのかというと……なんと脱臼した肩をすぐさま自分で治し、何事もなかったかのようにプレーへ戻った選手がいたのである!!
・動画あり
えっ……そんなことできるの!? そう思う人もいるだろう。しかし、これは本当にあった出来事。動画「Rugby Tough: Calmly popping your dislocated shoulder back in place mid game.」には、まさにそのシーンが収録されている。
・自分で治療する選手
動画を見てみると、真正面からぶつかり合ったところでアクシデント発生。タックルに行った選手が肩を押さえてうずくまる……そんな痛々しい光景を確認できる。普通であれば、ピッチの外で治療をするところだ。が、しかし!
痛めた選手が肩をクルンと回すとアラ不思議。一瞬にして復活し、何事もなかったかのようにプレーに戻ってしまうのである。自分で治すことも不可能ではないと言われる脱臼とはいえ、いざ目の当たりにするとスゴいぞ。
・文武両道
試合中に個人の判断で脱臼を治すのは危ないような気もするが、ラグビー選手の中には文武両道の才能を持っている選手もいる。例えば日本代表と対戦した南アフリカ代表のヤニー・デュプレッシー選手もそのひとりで、医者の顔を持っている。そう考えると、動画で脱臼を治した選手も医学に精通しているのかもしれない。