sunwolves

ラグビーはこんなにもおもしろいスポーツだったのか。W杯で日本代表の試合を観戦し、そう思った人も多いだろう。それもそのはず、3勝1敗ながら予選敗退となったが、彼らの戦いは人の心を打ち、感動を覚えるものがあった。

おそらく「ラグビーをもっと見てみたい!」という人も増えたに違いない。しかしながら、ラグビーがどういう日程、リーグで行われているかわからないという人も、またいることだろう。そこで今回は、以前お伝えした「トップリーグ」に続き、世界最高峰の舞台「スーパーラグビー」について説明するぞ!

・スーパーラグビーとは

W杯優勝を経験したことのある強豪国・ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのクラブ計15チームが参加し、最強を決めるプロリーグ。それがスーパーラグビーだ。

現在行なわれているW杯が国の威信をかけた戦いなら、スーパーラグビーはクラブ最高峰の戦い。わかりやすくサッカーで例えるならば、欧州チャンピオンズリーグに近いものがある。

・2016年から日本も新規参入

すでに数名の日本代表選手も挑んでいるリーグだが、注目したいのは2016年から新たにチームが追加されるということ。南アフリカ、アルゼンチン、そして日本を本拠地にする計3チームが加わり、計18チームに拡大されるのだから見ない手はない。

日本で形成されるチームは、いわゆる選抜のようなもの。まだメンバーこそ発表されていないが、名前は応募3320通の中から「SUNWOLVES(サンウルブズ)」に決まっているので覚えておこう。

・試合方式と日程

開催期間は、2月から7月まで。試合は、18チームが2グループ・4カンファレンスに分かれてのレギュラーシーズン、さらにはその上位8チームによるファイナルシリーズが行われる。

・所属クラブと両立可能

ちなみにトップリーグとは開催時期が異なるため、両立は可能となっている。W杯を観戦していて気づいたかもしれないが、トップリーグに所属している外国人選手が多いのも両立できることが理由だ。

・日本ラグビーの成長につながる

スーパーラグビーという高いレベルで日本の選手が経験を積むことは、本人だけではなく、将来の日本ラグビー界にも有益になるだろう。子供たちが世界レベルを身近に感じ、憧れを抱く。まさに今、日本にそのような環境ができつつある。

なお、日本で観戦できるのは5試合。すべて東京の秩父宮ラグビー場で行われる予定なので、世界に挑む日本ラグビーを生観戦することも夢ではなくなった。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

・新たな道を歩む日本ラグビー

名将エディー・ジョーンズヘッドコーチが退任し、新しい道を歩み始めたラグビー日本代表。2019年の自国開催となるW杯では、どんな活躍を見せてくれるのだろう。トップリーグはもちろん、スーパーラグビーからも目が離せないぞ!

参考リンク:日本ラグビーフットボール協会SUNWOLVES
執筆:原田たかし