突然だが、皆さんは『おっぱいアイス』なるものをご存じだろうか? 高知県のメーカー久保田食品が販売するゴムに包まれたアイスのことで、時代を先取りしていた逸品。母乳が入っている訳ではないが、美味し~いバニラ風味のアイスである。
いま、『おっぱいアイス』が訪日外国人の注目を集めているのだとか。マジで!? それなら是非食べていただきたい! ということで、アメリカ人とイギリス人に実際に食べてもらうことにした。
・アメリカ人とイギリス人に食べてもらうことにした
ということで、今回、試食をお願いしたのはロケットニュース24英語版のスタッフ2名。アメリカ出身の男性と、イギリス出身の女性だ。
念のためおさらいしておくと、『おっぱいアイス』とは、1960年代くらいから日本に存在するアイスだ。ゴムに入ったアイスをチューチュー吸うというスタイル。名前の由来は不明だが、食べる様子が、赤ちゃんの授乳に似ているので『おっぱいアイス』と呼ばれているという説がある。
……ということを、ザーっと説明して、2人に明るく元気よく渡してみたぞ。すると……。
・英国女子から質問攻めに
まず驚いた表情をしたのが英国女子! ゴムの中につめられたアイスクリームと驚きを隠せない様子。
さらに、直球すぎるネーミングに
「食べ物と思えないです!」
「日本人はこれを見てどう思いますか? エッチな気持ちがしますか?」
「それとも、子供っぽい感じがしますか!?」
と、質問攻めにされてしまった。『おっぱいアイス』を見てどんな気分になるとは、考えたこともなかった! だって、おっぱいアイスはおっぱいアイスであり、おっぱいアイス以外の何物でもない。当たり前に存在するものだったからだ。
むむむ……見る角度を変えると新たな発見があるものですなぁ。逆にイギリスにこれがあったら、イギリス人はどう思うか、と質問してみたところ、「エッチだと思う……」とのこと。ちょっと名前が直球すぎたためか、淑女には刺激が強かったようだ。
・米国男子「おっぱいと言うより……」
そして、一方の米国男子はというと興味津々なご様子。まず、手にとってこんなことを言ったのだ。「おっぱいというより風船? 玉子にも見える」
スルドイッ!! 皆さんご存じのように、おっぱいアイスは地域によっては『風船アイス』や『玉子アイス』とも呼ばれる。このことは一切説明していなかったのに、風船や玉子というワードが出てきて少し驚いた。
ちなみに、この『おっぱいアイス』はアメリカでも知られているそうで、「コンドームアイス」と呼ばれることもあるという。
・「高級アイスって感じ♪」とお気に入り
そして、チューッと吸ってもらったところ「味は高級アイスって感じ♪」とのこと! 高級アイス! そうそう、実はピンク色の『おっぱいアイス』は、オレンジ色のパッケージのものと異なり、バニラビーンズが入ったリッチなバージョンなのだ。それでも100円くらいだけど!
米国男子は味以外も「ソフトクリームみたいに垂れないので、持ち歩きができて食べやすい」となかなか気に入ってくれた様子。そして、「アメリカではおっぱいという単語はダメだと思うけど、別の名前にしたら売れるかもしれない」と話していた。
私たちに馴染み深い『おっぱいアイス』の「美味しさ」「ゴムに包まれていることの利点」は感じてもらえたようである。いやー、ヨカッタ、ヨカッタ。
ただ、人によっては名前の直球さにビックリしちゃう人もいるので、とくに女子にプレゼントするときはちょっと注意した方がいいかもしれないぞ! 以上ッ!!
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼こちらが『おっぱいアイス』!
▼バニラビーンズ入りのちょっといいヤツだ
▼これをアメリカ男子&イギリス女子に食べてもらった
▼初めて見る『おっぱいアイス』に戸惑うイギリス女子
▼「日本人はこれを見てエッチな気持ちがしますか?」という質問を受ける。たぶんしないと思う
▼アメリカ男子もちょっとワクワク!
▼高級アイスの味がすると気に入ってもらえたようだ。100円くらいやからな、なんぼでも買うたるで?
▼でも小さくてちょっと食べにくそう。アメリカサイズが必要?
▼ともあれ『おっぱいアイス』の魅力が伝わったようでヨカッタヨカッタ!
▼うめぇ。