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多くの人を魅了するストリップ。けれども、未だ足を踏み入れたことのない人間にとっては、「一体どんな感じなんだろう……」と想像することしか出来ないものだ。

そこで今回は、海外サイト Reddit に寄せられた「ストリップ・クラブで実際に出くわした、忘れられない体験談」10選をお伝えしたい。ただ服を脱げば良いものではない奥の深〜いストリップの世界。さてさて、そこでは一体どんなことが起こっているのだろうか!?

その1:キッチン

ストリップ・クラブのキッチンに入ったら、下半身裸のストリッパーが調理台の上に腰掛けていたんだ。その光景を目の当たりにして以来、僕は絶対に、絶対に、ストリップ・クラブで出された食事は食べないと心に誓った。

その2:ストリッパーの血

ストリップ・クラブでバーテンダーをやっていた。ある日、1人の新人ストリッパーが、習得したばかりのポールダンスを披露しようとしたんだ。けれども彼女は失敗して、床に顔から激突。あたり一面は血の海に……。俺と警備員でストリッパーを助けたんだけど、1人の客がその血を指に付けてなめていたっけ。

その3:つま先フェチのお客さん

元ストリッパーよ。私の常連のお客さんの中に、“つま先フェチ” の男性がいた。彼はプライベート・ダンスを楽しむ代わりに、私のつま先、足の指の間をずっと見ていたわ。ダンス用の1曲が終わると、彼もつま先を見るのを止めて、通常よりも多いチップをくれるの。

他のストリッパーたちは彼のことを避けていたけど、とても良い人だから私は好きだった。だからある晩、私はそのお客さんのために、足の指の間に糸くずを挟んでおいてあげたの。すると彼は興奮して、チップをはずんでくれた。

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その4:男性ストリッパー

私が働いていたストリップ・クラブで、ある晩「男性ストリッパー」を集めた特別ショーが開かれることになった。けれども渋滞かなにかで、男性ストリッパーたちの到着が30分ほど遅れることに。会場は、すでにお客さんでいっぱい。

そこで場をもたせるために、私たち女性ストリッパーが舞台に上がることになったの。男性ストリッパー目当てで集まった300人の女性の前で、私たちは踊ったんだけど……。みんな、楽しんでくれたかしら?

その5:報復

あるストリッパーの女の子が、更衣室でボコボコにされた。なんでも彼女は、他のストリッパーの常連にプライベート・ダンスを披露したことが理由で、報復を受けたらしい。彼女は、更衣室の全ての鏡に顔をぶつけられて、お腹の中にいた赤ちゃんを流産することになってしまった……。

その6:“ケチな客”

私がストリッパーとして働いていたクラブには、ケチで、ほとんどの女の子から嫌われている客がいた。でもある日、私は彼の横に座っておしゃべりをしてみることにしたの。何でここに来たの? なんのお仕事しているの? とかね。

すると彼もおしゃべりにノッてきてくれて、私たちはお互いの境遇から文学、化学、哲学なんかについてたくさん話すことが出来た。そして彼は、私に多額のチップを払って帰っていった。

私は上半身裸だったんだけど、彼は私の裸よりも、私の知識に敬意を払ってくれた。それ以降、彼はクラブに来ると、私とおしゃべりするようになった。彼が、私を “1人の人間” として扱ってくれたことで、私は自分がまだ “普通の人間” だと気がつくことができた。

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その7:“舞台” のモデルに

僕は男性ストリッパーとして働いていた。ある晩、ニューヨークから休暇で遊びに来たというステキな男性客と出会った。彼は僕を気に入ってくれて、僕たちはメールアドレスを交換して連絡を取り合うことに。するとその後、彼は僕をモデルにして脚本を書き上げ、なんとニューヨークで舞台が上映されることになったんだ。

もちろん僕も招待されて舞台を見に行った。そしてその男性に誘われて、舞台が終わった後に、僕は観客の前でポールダンスを披露したんだ。

その8:老人の主張

大学生だった頃、ストリップ・クラブでウェイトレスとして働いていた。私はウェイトレスだから服は脱がないの。でもある日やってきた60代の男性が、どうしても私のダンスを見たいと主張して聞かなかった。

何度も断って、ウェイトレスだからと説明しても聞き入れてもらえなかったわ。2時間ほどの押し問答があった末に、私は「なぜ、そこまで私にこだわるのか」聞いてみた。すると「あんたは、うちの孫娘にソックリなんだよ!」という回答が返ってきた。

その9:襲撃?

うちのストリップ・クラブは、これまでに何度も拳銃の弾を撃ち込まれたことがある。理由は、ギャングの抗争に巻き込まれたこと。そして、ある男性客の妻が何度か襲撃してきたこと。

その10:ストリッパーの蹴りの威力

僕は客としてストリップ・クラブに行っていた。ある日、ステージ上でポール・ダンスをしていたストリッパーのヒールを履いた足が、僕の顔に当たってしまったんだ。その痛いこと痛いこと。僕の眼球のすぐ下の骨が折れてしまうほどの威力だった。もちろんすぐに病院に行って、手術を受けたよ。今でもそこには、ワイヤーが入っているんだ。

参照元:Reddit(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24