keeper

人間、いかなる時も落ち着かなければいけない。物事がうまくいった時でも油断してはいけない。なぜなら、ほっとした時に限って、大きな落とし穴が待っていることも少なくないからだ。

だからこそ油断大敵という言葉も存在するのだが、そんな人生の教訓をメキシコのゴールキーパーが体を張って教えてくれた。それは2015年9月23日に行われたカップ戦(コパ・メキシコ)のネカクサ vs サカテペクでのことであった。

・メキシコでの試合

動画には、思わぬ形から生まれた珍ゴールが収録されている。前半13分にサカテペクが先制し、0−1で迎えた後半3分にそのシーンはやってきた。ネカクサはセットプレーから直接ゴールを狙うも、シュートはキーパーの真正面。あっさり阻まれてしまう。

・油断大敵

ところが……ゴールキーパーが素早くカウンターに繋げようとしたその時、事件は起きた。なんと投げたボールは、目の前を通り過ぎた相手選手の頭を直撃。しかも、そのまま自陣ゴールへと吸い込まれてしまったのである!

まさかの同点ゴールに仲間もボー然と立ちつくすしかない様子で、落胆の色を隠せていない。ゴールキーパーの油断ひとつ……たったそれだけで近年まれに見る情けないゴールが生まれてしまった。

・余計な失点が尾を引いたか

なお、試合は3−1でホームのネカクサが勝利。後半だけでサカテペクが3点も奪われたところを見ると、思わぬ同点ゴールがチームに与えたダメージは、想像以上に大きかったのかもしれない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼まさかのゴールである

▼こちらは試合のハイライト