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あなたはギターを手に取ったことがあるだろうか? 私(中澤)が学生の頃、クラス内ヒエラルキーのトップ集団にギターを弾けるヤツがいた。彼は運動部でとても爽やかな男だった。そう……今回紹介する映像の選手のようにな!

最近海外ネットユーザーの間で話題になっている、アイスホッケー選手がリンクで弾き語りをする映像。その映像を見て、私はふいに、まぼたの裏にある光景がよみがえった。

・ギタリスト=人気者になれる

当時、クラス内ヒエラルキー最下層だった私は、その彼を見て「ギタリスト=人気者になれる」と思い込みギターを手に取った。しかし、ギターを弾き始めても一向に注目されず、「学祭でライブを成功させたら人気者になれるんじゃなかろうか」と考え学祭のステージを目指した。

学祭でライブをするためにはバンドを組まなければならない。が、クラス内ヒエラルキー最下層の私に音楽仲間などいようはずもない。同じ境遇の奴らを説得して回った結果、結成されたのは暗黒の波動を周りにまき散らす非リア充バンドだった。そして、学祭当日、誰も見に来ない体育館でGLAYの「Beloved」が響き渡った。

・ギター弾くだけじゃモテない

ちなみに「Beloved」とは、日本語で「最愛の人」という意味だ! 当時、彼女などいるわけがない。最愛の人はお母さんだった。結局、クラス内ヒエラルキートップの彼が人気だった理由は、“ギターを弾けるから” という単一的なものではなく、“爽やかで運動もできる彼がギターも弾ける” という複合的なものだったのだ。

今回ご紹介する映像は、アメリカ出身のアイスホッケーのプロ選手が、チェコリーグ内の試合の後に行ったエレキギターの弾き語りのパフォーマンスだ。演奏している曲は、トム・ペティというアメリカのシンガーソングライターの曲で「Free Fallin’」。

・自由になりたかったんだ

サビの歌詞を和訳すると「自由になりたかった。」というリフレインとなる。そうか、自由になりたいのか。しかし、誰よりも自由になりたかったのは当時の私だ。あれ、なんだろう……目から汗が……。スポーツできて爽やかでギターも弾けるとか反則ちゃうんか!

参照元:hollywoodlife(英語)、Youtube
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼スポーツできて爽やかな人気者がギターも弾いちゃう