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青春に欠かすことのできないワンピースとして、30代の記憶の中で未だ輝きを放ち続ける大ヒットハード・ファミコン。そんなことを言う私(中澤)は、33歳のおっさん丸出しである。ファミコンは若き日の思い出であり、青春そのもの。

そんな甘くほろ苦い青春の日々を思い出させてくれたのが、ファミコンのBGMを生演奏することをコンセプトに結成された「NESBAND」という男女4人組のバンドだ。

・色褪せないHip Tanakaの名曲達

ファミコンといえば、私にはたくさんの思い出がある。ソフトがズラっと掲載されたオモチャ屋のチラシを見た時のトキメキ。おばあちゃんが買ってくれたソフトがクソゲーだった時の、やり場のない怒りと、おばあちゃんに「面白い?」と聞かれ、思わず「YES」と答えた時のモヤモヤ……。

おっと、話が随分それてしまった。本題に戻ろう。ファミコンの楽曲といえば、「Hip Tanaka」である。Hip Tanakaとは、ファミコン黎明期に活躍した作曲家で、8ビットミュージックの礎を造ったといっても過言ではない人物である。今回ご紹介するのは、そんなHip Tanakaの曲達をNESBANDがメドレーで生演奏している映像だ。

・一糸乱れぬ演奏が素晴らしい

ころころテンポが変わっていくメドレーで、息を合わせて黙々と一糸乱れぬ演奏を貫く4人。時にジャレているように、時にストイックに演奏する姿には、透徹した集中が見て取れる。4人の演奏からはまさに、ファミリーのような絆とコンピュータのような正確さが感じられる。

・刺さる選曲で蘇る日々

ファミコン世代直撃の選曲は、タイトルを忘れていても、「このメロディー聞いたことがある!」というオフクロの味のような趣がある。個人的には、「ワイルドガンマン」「メトロイド」「Dr.Mario」あたりはかなりヤヴァイ! 友達の家での、甲子園のような明日無き盛り上がりが、昨日のことのように思い出される。

私のようなおっさんだけでなく、若い人にも是非見ていただきたい! きっとチープな音の向こうに多くの少年が目を輝かせた光景が見えてくるはずだ。

参照元:YouTube
執筆:中澤星児

▼コロコロ変わるテンポにも関わらず、一糸乱れぬ4人の演奏は、まさに“ファミリー“で“コンピューター”だ。