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お尻を拭いても拭いても、トイレットペーパーには茶色い筋……。「もう十分に拭いたのだから大丈夫だろう」と思ってトイレを出たら、しばらくして肛門の痒(かゆ)みが……!

——きっと誰もが、一度はこんな経験をしたことがあるはずだ。ウォシュレットの普及によって、ウンコのキレの悪さを随分とカバーできるようになったが、お尻の穴がむず痒くなるあの感覚は、いくつになってもイヤなものである。

でも、そんなときに音楽の力を借りれば、少しは気持ちが楽になるかも。……というわけで、今回は、肛門カイカイな状況でも、人の心に訴えてくる昭和の「懐かしい名曲ベスト5」を紹介したい。なお、以下は全て筆者の独断と偏見で選んだものだが、いずれも長く親しまれている名曲中の名曲だから、間違いないはずだ。

・お尻を拭いても拭いても「妙に肛門がかゆい!」って日に聴きたい “懐かしの名曲” ベスト5(邦楽篇)

5位:『案山子』 さだまさし

「僕は元気で暮らしています。街にも慣れました。友達も出来ました。寂しくもありません。でも実は、お母さんには聞かせられない話なのですが、拭いても拭いても僕のお尻にはいつもウンコが残っているのです。お父さん、『金頼む』とは言いませんが、超強力なウォシュレット付きの便座を送って下さい」

……このように、思わず親に頼りたくなるほど、キレの悪いウンコと肛門の痒みに悩まされているなら、迷わず『案山子』だ。

4位:『大都会』 クリスタルキング

拭いても拭いても残っているうんことあの痒み。それはまさに、「あーーーーーあーーーーーーーーーー果てしないーーーーーーーーーーーーー」である。力強いボーカルも、その困難な状況を見事に表現していると言えるだろう。

3位:『勝手にしやがれ』 沢田研二

「確実にウンコの存在を感じてはいるけれど、せめて少しはカッコつけさせてくれ」──これくらい美意識が強い人には、『勝手にしやがれ』がピッタリ。バーボンのボトルを抱きつつ、「あああ〜〜〜〜ああああ〜〜〜〜あああぁぁぁああああ〜〜」と身悶えしながら歌うといい。

2位:『悲しい色やね』 上田正樹

その日の夜、お風呂やシャワーの前に見ることになる自分のパンツを想像してしまったら、もうこの曲しかない。後日、ウンコがにじんだパンツを彼女と2人で車にもたれかかりながら見つつ、「俺のこと好きか」と相手に聞くのもアリだろう。

ただ、どんな答えが返ってきても泣いてはいけない。切なくなるだけらしいから。

1位:『昴』 谷村新司

たとえ尻に残るウンコが気持ち悪くても、どれだけ肛門が痒かろうとも、社会人ならば仕事に行かねばならないものだ。そんなときは、目を閉じながらこの曲を聴いてみよう。曲が終わり、再び目を開けると、荒野(職場)へ向かう気持ちががっちりと固まっているはず。

後は、「わーーーーーーれはーーーーー行くーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」と歌い、勇ましく進軍するのみである。

──以上である。

いかがだっただろうか。あなたの好きな曲はランクインしていただろうか。とにもかくにも、「肛門が痒い! せめて気持ちだけでも楽になりたい!」という時は、参考にしてみてくれ。

ちなみに、以前本サイトでは、「1本の長〜〜〜〜い “うんこ” が出た直後に聴きたい曲ベスト5(邦楽篇)」も紹介しているので、気になる人はそちらも合わせてチェックしてみよう。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.