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日本を代表する女優であり、天使という言葉がもっともふさわしい女性、堀北真希さん。恋愛に関する報道はこれまで一切行われていなかったのに、突然俳優の山本耕史さんと入籍したことが報じられた。

おそれながら、私も1人の堀北ファンであり、後々は距離を縮めて行く算段であったが、その計画の途中で試合終了のホイッスルが鳴ってしまった。私はなぜ山本さんに負けてしまったのか。冷静に考察してみたいと思う。

・2度も会ったのに……

言うなれば、私と山本さんはライバルであった。なぜなら、iPhone5s が発売された2013年、そして iPhone6 が発売された2014年、2年連続で堀北さんに会い、握手までしていたのである。これは単なる偶然だろうか? いや、偶然ではない運命の糸に導かれて、私は堀北さんと対面したはずである。なのになぜ、山本さんに負けてしまったのだろうか。私自身不思議でならない。考えうる敗因を挙げてみよう。

・敗因その1 私の仕事が問題だった

彼女は女優である。仕事をするうえでイメージは大切だ。もしも私と何かあったら、彼女のイメージが傷つく可能性は否めない。というのも、いかに私が善良で紳士的な人間であっても、職業上気持ち悪いコスプレをしなければならない立場にいる。もし彼女が私を善良で紳士的であると理解していても、世間はそう見ないのだ。場合によっては彼女のイメージを損なうかもしれない。この仕事でなければ……。

・敗因その2 手紙を書かなかった

報じられるところでは、山本さんは6年間の片思いを経たそうだ。その間、堀北さんに何通もの手紙を送っていたそうである。私は1度として手紙を書いていない。もしも1通でも手紙を書いていれば、違う風向きになったかもしれない。恋文を書くことをためらったあの日に、もう一度戻ることができたなら……。悔やんでも遅い……。

・敗因その3 さとっしーのコスプレではなかった

iPhone6 が発売されたその日、私はスライム佐藤に扮して彼女に会った。青の全身タイツを着ていたのだが、直前まで全身黄色のさとっしーに扮するか悩みに悩んだ。クールな男を見せるために青を選んだのだが、もしかしたら陽気な雰囲気の黄色の全身タイツを選ぶべきだったのでは……。落ち着いた男を見せすぎたか……。

・敗因その4 印象が強すぎた

自分で言うのも何だが、存在感は強い方だと思う。一度会った人は大抵忘れない。当然堀北さんも私のことを覚えているはずである。1度ならず2度までも会っているのだから、彼女の頭のなかに「佐藤」という名前と、この顔は残っているに違いないだろう。ただ、その印象が色濃く残りすぎて、私という存在に食傷気味になってしまったかもしれない。忘れられない存在になってしまったか……。

・敗因その5 出会いが早すぎた

もしかしたら、2013年の出会いは早すぎたかもしれない。さらにもしかしたら、2014年9月の出会いはもうちょっとだけ早すぎたのかもしれない。伝えられるところでは、山本さんと堀北さんは2015年5月に舞台共演したそうだ。その時にもう1度会っていれば! 時は残酷だ。運命の糸を容易に狂わせてしまうのだから……。

いずれにしても、私は完敗だ。ライバル山本さんの完全勝利である。ここは潔く身を引こう、二人が末永く幸せでありますように! ハレルヤ!!

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼1度目の出会い(2013年9月)
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▼2度目の出会い(2014年9月)
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