限られた時間で商品の魅力を伝えなければならないコマーシャル。そんなコマーシャルにリアルな展開を要求するのは無粋なのだろう。ちょっとした粗には目をつむるのが大人というものだ。

なのだが中にはあまりの無茶展開に、ついついツッコミを入れたくなってしまうものもある。今話題の傘「Phone-brella(フォンブレラ)」のCMも、そんなCMの一つだ。雰囲気だけでストーリーを押し進めるあまり、すごいことになっている!

・Phone-brella とは

とりあえずサクっと Phone-brella について解説しよう。Phone-brella は一般的なJ字型の柄の代わりに、C字型の柄が付いている。そこで両手を使いたい時に、柄を握る代わりにC字型の柄に腕を通せば傘を持つのが簡単! というなるほどと言わせる商品だ。

・CMの内容

そんな Phone-brella なのだが、CMはと言うと……。傘を持ちながらメールを送ろうとして悪戦苦闘しているイケメン男性。そんな様子を見ていた美女が、そっとPhone-brellaを差し出す。そして二人の間にいい感じの空気が流れるという内容なのだが……。

これがもうツッコミどころ満載なのだ! おしゃれな雰囲気で強引に押し切ろうとしているのだが、全然押し切れてない! いくつかここで指摘させていただこう。

・なぜか屋根をガン無視

傘をさしながら両手でメールを打とうと悪戦苦闘しているイケメン。「傘ずり落ちてくるよねー、うんうん」と共感を誘おうとするシーンなのだが……そもそも、その一歩右には屋根があるのだ。ちょっと動けば雨に濡れないのに……!

・親切心がアダに

そして今度は美女がイケメンの傘を Phone-brella に替えるシーン。イケメンは屋根をガン無視しているにしているとは言え、濡れたくないから傘をさしているわけだ。なのだがそのシーンでは、のんびり傘交換をするあまりにイケメンがびしょ濡れになっているではないか。

・ツッコミ待ちなのか?

他にも細かい間違いがあった問題のCM。私は計5つの間違いを見つけることができた。これはもしかしたら、あえてボケることで強い印象を残すテクニックなのかもしれない。その証拠に、私も間違い探しに夢中になるあまり、10回はCMを再生してしまった。見事に術にはまってしまったのだ。こいつ……あっぱれだ。

参照元:YouTube
執筆:ゴールド土方