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なぞなぞ:口から出てくる「くび」って、な~んだ? 答えはそう……あ・く・び。眠かったり、退屈だったりすると誰だって、あくびが出る。また、目の前で誰かがあくびをしても、つられてあくびが出るものだ。

けれどもこの度、他人からあくびが伝染しない人は、サイコパス傾向が強いとの調査結果が発表されたというではないか!? サイコパスといえば、『羊たちの沈黙』のレクター博士なんかが有名……。一体どんな理由でだ?

・“冷血” な人は、あくびが伝染しにくい!?

今回「あくび調査」を行ったのは、米テキサスのベイラー大学。まず135名の学生を対象に、テストを実施して、それぞれの性格を把握。次に、あくびなど人間の様々な表現を収めたビデオを学生に見てもらった。

すると、前述のテストにて “冷血な性格” だと判定された学生は、ビデオの中の人があくびをするのを見ても、つられてあくびをしない傾向が高いことが判明したというのだ。

・「共感力が欠如している」と定義されるサイコパス

冷酷、無慈悲、良心の欠如、罪悪感の薄さなどが挙げられるサイコパスの定義だが、「共感力の欠如」もその一つ。そして以前から、他人のあくびがうつる理由として、「他者への共感力」が働いているからだと推測されてきた。

つまり、他人のあくびがうつりにくい人は、共感力が低く、サイコパス的な性質を持っている可能性がある……と考えられるのだった。

・「あくびが伝染しない=サイコパス」というわけではない

もちろん、性格テストにて “冷血” と判断されただけで、また他人からあくびが伝染しなかっただけで、“サイコパス” になる訳ではない。今回調査を行った博士課程の学生ブライアン・ランドルさんも、「他人のあくびがうつらないからといって、必ずしも何かがオカシイわけではありません」と話している。

それでも、サイコパスとあくびの関係性として、大きな注目を集めている今回の調査結果。気になる人は、「世界中にあくびを伝染させまくった動画」で、自分の「あくび伝染力」をチェックしてみてもいいかもしれないぞ!

ちなみに、以前当サイトでお伝えした、「あくびは、親しい間柄であるほど伝染しやすい」という説では、「人間関係が親密であるほど、あくびのうつり具合が早く、他人同士ではほとんど影響しなかった」という結果が示されている。「あくびの伝染性」は、“個人の共感力” だけでなく、“目の前の人物との関係性” も重要な要素となるのかもしれない。

参照元:BUSTLEFOX8Mail Online(英語)、コトバンク
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.