下町の風情が色濃く残る東京は荒川区。ここに、“デカ盛りの聖地” と呼ばれるお店があるらしい。これまで数々の爆盛りに挑戦してきたロケットニュース24としては、是非ともその聖地へ巡礼したい! 

……ということで、今回は荒川区にある中華食堂「光栄軒」へ行ってきた。写真とともにレポートしよう。

・中華以外のメニューも揃っている

私(筆者)が、目的のお店「光栄軒」を訪れたのは、昼の15時頃。ピークの時間帯ではないのに、店内はお客さんでいっぱい。どうやら、地元の人を中心に人気が高いお店のようだ。

さて、お店のメニューを見ると、ラーメン(400円、税抜き・以下同)、餃子(300円)、チャーハン(550円)といった定番の他に、カレーライス(550円)、オムライス(650)、親子丼(700円)など、中華以外のメニューまで揃っている。

・オムライスなら勝機あり!?

そして聞くところによると、このお店、大盛りにしなくても相当なボリュームらしいが、200円増しで大盛りにしようものなら、尋常ではない量の料理が出てくるのだとか。

「折角だから大盛りを食べたいけど、怖いな……」と思った私が選んだのは、オムライスの大盛り。なぜなら、オムライスの場合は卵でライスを包まなければいけない。ライスが多すぎたら、卵で包もうにも包めないだろう。つーことは、オムライスなら、大盛りでもライスの量はそれほど多くはない……はず。きっと大丈夫!

・マウンテンが来た

と、思っていたら……! 「はい、お待ちどうさま」と言って店主が目の前に置いた料理を見て、私は言葉を失ってしまった。これはマウンテンや……。想像以上に……デカイ。後でお店の人に聞けば、ライスだけで4合あるという。しかも、ライスを卵で包むと思っていたのに、上に置くパターン。そう来たか!

・1/3 を一気に食べるものの……

だが、山の高さに圧倒されている場合じゃない。登らねば! と、スプーンで山の一部を削り、口に運ぶと……ケチャップの酸味が絶妙! 甘いようでほのかに酸っぱいチキンライスだ。「これは美味しい! 助かった!!」と思いつつ、オムライスの1/3ほどを一気に食べてしまった。

ところが……! そこから始まったペースダウン。フルマラソンでいうと、残り30km以上あるのにお腹に手を当てて歩き始めた状態である。こいつはイカン……。

・立ちはだかるチキンライスの壁

もう一歩……もう一歩……前に進まねば……。だけど……だけど……壁が……チキンライスの壁が……削っても……削っても……。

結局、それからしばらく粘ったものの、全体の半分ほどを食べた時点で無念のギブアップ。「誰だよ、“オムライスならイケる” とか考えていたヤツ!」と30分前の自分に悪態をつきつつ、スプーンを置いたのであった。なお、オムライスの残りは、お店の人にもらった持ち帰り用パックに詰めて、自宅でいただくことに。

・コスパもいい!

それにしても、なんちゅう量だ。これで850円という価格も信じられない……。そんなわけで、味よしコスパよしの光栄軒は、安くてウマくてボリュームのある料理を求める全ての人におすすめ。ただし、大盛りだけは、胃袋に相当な自信と覚悟のある人だけが注文してくれ! マジで壁が厚いぞ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 光栄軒
住所 東京都荒川区荒川2-4-3
時間 火〜金 11:00~22:00 / 土・日 11:00~20:00
休日 月曜日

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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▼これが大盛りオムライス!

▼卵がチキンライスをカバーし切れていない……

▼スープと漬物も付いてくる

▼iPhone5C と比較

▼削っても削っても立ちはだかる壁

▼お皿を空けると、ちょっとした達成感が。残りは持ち帰っただけど……!

▼食べきれなかった分はパックに入れて自宅でいただくことに。悔しい……!
koiei08

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