keepergoal

サッカーの試合で最後の砦となる存在といえば、言わずもがなゴールキーパーだ。唯一手を使えるポジションであり、ゴールを守るのが彼らの仕事。しかし、守護神と呼ばれる彼らも、時として攻撃に転じることもある。

それは試合終了間際でビハインドの場面。最後のワンプレーでセットプレーを得た時がそうだが、つい先日滅多にないその状況でワールドクラスのスーパーゴールを決めたキーパーがいた。

・オランダリーグで生まれたゴール

そのゴールが生まれたのは、2015年8月11日に行われたオランダリーグ第1節「ADOデン・ハーグ vs PSVアイントホーフェン」の試合でのこと。PSVが2−1でリードして迎えた後半ロスタイム。サイドからのフリーキックがデン・ハーグに与えられ、ラストチャンスが訪れた。

あとワンプレーで試合終了となるだけに、GKマルティン・ハンセン選手も攻撃に参加し、デン・ハーグはチーム全員で同点ゴールを目指した。そして芸術的なゴールが生まれたのは、低い弾道のクロスが中央に放り込まれた次の瞬間……!

・とてもゴールキーパーとは思えない

クロスにいち早く反応したのは、なんとマルティン・ハンセン選手。彼は体を投げ出しつつ、アクロバティックなヒールシュート! すると、まさかまさかのそのまさか! そのままシュートは、ゴールへ吸い込まれたのである!

起死回生である上、美しさも兼ね備えたゴールのため、ファンが狂喜乱舞するのも納得。動画「Legendarische goal Martin Hansen in blessuretijd ADO Den Haag – PSV (2-2)」で確認できるように、酔いしれるのも当然だろう。

・まるでストライカー

これまでキーパーによるゴールは生まれているものの、彼ほどの芸術的なシュートは見たことがないレベルだ。一流のストライカーでも難易度の高いシュートをキーパーが決めたのだから「あっぱれ」というしかない。

・ハーフナー選手が新加入したデン・ハーグ

この劇的ゴールで追いついたデン・ハーグは、2−2の引き分けで勝ち点1を得ている。ちなみにデン・ハーグには、今季からハーフナー・マイク選手が加入。初戦の劇的な引き分けは、彼ともども何かやってくれそうな予感がする。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼ぱねぇぇぇ……!!

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