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大人だったら、サラリと己の知識を披露したいもの。心の中ではどんなに「どやぁぁあああ!」と思っていても、クールにキメるのが、スマートなレディース&ジェントルメンである。

そんな「知ってたらちょっとカッコE」使える豆知識を伝授するのが、『大人のドヤ顔知識』のコーナーだ。第7回目は、「ハンカチの形を正方形にしたのはマリー・アントワネット」というドヤ顔知識である。ここで勉強して、いざという時に心の中でドヤ顔をキメようぜ!

・それまでは様々な形があった

ハンカチの起源は古く、古代エジプト時代からすでに存在していたとされる。「ハンカチーフ」というように、帽子の無い時代のヨーロッパでは、女性達が布、つまりハンカチーフで頭を覆っていたという。

17世紀後半のヨーロッパには、長方形・三角形・たまご型など、様々な形のハンカチが存在し、貴族達が刺繍や豪華な飾りなどで、贅(ぜい)を競う持ち物の一つでもあったそうだ。だがしかし……。

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・マリー・アントワネットの鶴の一声

それを嫌ったのが、フランス国王ルイ16世の王妃・マリー・アントワネット。「パンがなければお菓子を食べればいいのに」と発言したとされる、歴史上トップクラスの “お嬢様 オブ お嬢様” である。

さまざまな形のハンカチがあることを煩わしく思った彼女が「国内のハンカチは全て正方形に」と言ったのをきっかけに、1785年、その旦那様であるルイ16世が「ハンカチのサイズは縦横同一にすべし」との法令を布告。これが現在でもハンカチが正方形である起源だ。……が、なぜ彼女がハンカチの形にそこまでブチギレたのか? は、定かではない。

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・慎重に披露すべし!

もしあなたが男性だった場合、意中の女性とデートする際、椅子の上にヒラリとハンカチを舞わせれば、きっと彼女は「なんてジェントルマン……!」 とウットリするに違いない。続けざまに、「さあ僕のマリー・アントワネット、座ってごらん」と爽やかに微笑めば、恋愛成就待ったなしである!

おそらくこの方法で99%の女性はクラクラすると思うが、そのクラクラが “恋のクラクラ” なのか “生理的に無理でクラクラしているのか?” は紙一重だから、使いどころを間違えないようにしてくれよな!

Report:P.K.サンジュン
イラスト:稲葉翔子
Photo:RocketNews24.
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