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みなさん!! 空を見上げてください! 本日、2015年7月31日は日本列島でレアな満月「ブルームーン」を見ることができるそうだ。

この種のブルームーンの出現は、約3年ぶり! 数年に一度しか起こらないこの特別な満月は、見ると幸せになると言われている。“青いお月様”とは、なんと神秘的な響き!! でもブルームーンって何がそんなに特別なの?

・ブルームーンとは?

「ブルームーン=青い月」と言っても、実際に青色の月が見られる現象ではない。では、ブルームーンとはどういう現象なのだろう。皆さんご存知のとおり月は約1カ月かけて満ち欠けをしている。つまり、満月は1カ月に1度しか見ることができない。

しかし、……だがしかし! 今月だけは特別!! なんと満月が2回見れちゃうのだ。それが今回の「ブルームーン」の正体なのである。

月の満ち欠けの「約1カ月」は正確に言うと29.5日だ。現在の暦では、1カ月は2月を除いて30日間か31日間である。この半日~1日半の差が積もり積もって、2~4年に一度1カ月の間に2度、満月が見られるという現象が起こるのである。

・青くないのに、どうして「ブルームーン」って言うの?

英語圏には「非常に珍しい」という意味で「once in a blue moon」という慣用句が使われている。一説によると、この慣用句が珍しい満月「ブルームーン」の語源となっているのだとか。また、見ると幸せになれるという言い伝えがあるという。うーん、なんだかとってもロマンチックだなぁ!

・月の出は18時25分! 空が真っ暗になるのは20時以降?

国立天文台によると、7月31日の東京の月の出は18時25分、真南にくる南中時刻は23時53分だ。月の出と南中時刻は、東に行けばいくほど早く、西に行けば行くほど遅くなるぞ。

通常、天体観測できるほど真っ暗になるのは、日の入りから1時間~1時間半後以降が適していると言われている。お月様なら、まだ薄暮の時間帯でも肉眼で確認できるが、闇のなかで金色に輝くブルームーンを見たい人は、本日の日の入り時刻18時47分(東京)にプラス1~1時間半くらいに空を見上げてみるといいかもしれない。

ブルームーンを見て、皆に幸せが来ますように!! ちなみに、次回のブルームーンは約3年後の2018年1月である。

参考リンク:国立天文台 天文情報センター暦計算室time and date(英語)
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.