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本日7月24日は「土用の丑の日」である。詳しくは割愛するが、「土用丑の日はうなぎの日」という習慣は江戸時代に誕生し、今でも広く知られる風習だ。夏の暑さに立ち向かうため、「今日はうなぎと決めている!」 という人も多いに違いない。だがしかし……。

元々高価なうなぎが、近年稚魚の激減により価格がさらに高騰。「なかなか手が出ねぇ……」という人も多いハズ。かく言う筆者もその一人で「うなぎ食いてぇ……うなぎ食いてぇぇぇえええ! でも金はねぇ!!」 と悶々としていたところ、ふと気付いてしまった。「蒲焼さん太郎を使えばうな丼が出来るんじゃないか?」 と……。キタコレ! 我ながら天才すぎるだろ!!

・成分的には「蒲焼さん太郎」≒「うなぎの蒲焼き」

長く10円という低価格を守り続け(現在は13円)、日本人であれば誰もが一度は食べたことがあるであろう駄菓子界の大定番商品『蒲焼さん太郎』。コンビニや駄菓子屋のステージで、赤いスーツに身を包む、シャープでキザなあいつである。

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パッケージを見ると、味付けは「みりん・しょう油・七味等で蒲焼風に仕上げました」とあり、その原料は「魚肉のすり身」だから、成分的にはガチで「うなぎの蒲焼き」と変わらないことになる。コレは……絶対にイケるやろ!

・焼いたら超絶いい香り!

というわけで、大量の『蒲焼さん太郎』を用意。まずは電子レンジで温め、蒲焼さん太郎を柔らかくする。次に6~7枚重ねて串を打つ。これを2つ作れば、完全に “ギーウナのヤキカバ”、つまり「うなぎのかば焼き」である! 串を打ったらしばらく放置するのもポイントで、こうすると串にしっかりと固定されるぞ。

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さらに、ここから網で焼いていく。うなぎのタレを、ハケでたっぷりとつけながら焼いていくと……超絶イイにおい! まるで縁日の屋台みたいな香ばしさが辺りに広がる!! マジでクルゥゥゥウウウウーーーッ!! 完全勝利待ったなし! 革命グルメここに誕生や!!

・いざ実食!

焦げ目のついた蒲焼さん太郎をご飯に盛り付け、さらに山椒をふりかけると、完全にうな丼です、ありがとうございました。完成した『蒲焼さん太郎うな丼』を、においに誘われやってきたロケットニュース24編集部のメンバーに試食してもらうことに。気になるそのお味は……! 

GO羽鳥編集長「硬い
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メグ記者「……硬いです
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和才記者「カッチカチですね
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……と、とにかく硬さが気になるらしい。え、焼いてるときは結構フヤフヤになったのに! わたくしP.K.サンジュンも「そんなハズはない!」と思い食べてみると……!! やはり硬い……ってか重なってる分、ぶ厚いプラスティックみたいな食感になっている。マ、マジか……。

──がッ! 味自体は悪くない。むしろご飯とタレの相性はバッチリだ。先述したように、成分的にはうな丼とほぼ変わらないから、ティラノサウルスばりの顎力(あごぢから)を持つ人には自信を持ってオススメできる。ちなみに、1杯作るのにご飯も込みで約450円かかったことも記述しておこう。

・味自体は悪くなかった

今回は大成功とは言えない結果となったが、「失敗は成功のもと」の格言どおり、いずれまた天才チャレンジメニューに挑戦するぞ! 続報を待て!!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼蒲焼さん太郎を大量に用意。
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▼クッキングシートに乗せ……
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▼電子レンジで温める。
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▼重ねて串を打てば、完全に蒲焼きじゃないか!
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▼さらに網で焼いていく。
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▼タレを塗ると超絶イイにおい! 完全勝利目前や!!
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▼見てよ、この焦げ目!
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▼ご飯に盛り付ければ完全にうな丼や!
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▼丼(どん)っぽさを出すために、丼(どんぶり)に移した。超ええやん!
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▼山椒も忘れない抜け目のなさ。いざ試食や!
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▼GO羽鳥編集長「硬い」
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▼メグ記者「……硬いです」
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▼和才記者「カッチカチですね」
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▼「そんなハズは……!」 と思い食べてみたが、確かに硬い。プラスティックばりに硬い。
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▼でも味自体は悪くなかった!
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▼いつか絶対また天才レシピでリベンジしてやるぞーーーー!!
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