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2014年に大ヒットを記録した日清『トムヤムクンヌードル』の登場で、活気みなぎるエスニック系カップラ(カップラーメン)戦線。2015年夏、大手カップラメーカー・エースコックが世に送り出すのが、その名も『ぱくぱくパクチー』DA!

ぱくぱく……パクチーだと……? パクチー大好き・パクチニストにとっては、狂喜乱舞もののネーミングだが、世の中にはパクチーブームに便乗した “ビジネスパクチー” も多い。ここはいっちょ黒帯パクチニストが確かめようではないか!

・エースコックの気合いが入った商品

『ぱくぱくパクチー』は、2015年7月にリリースされた、エースコックのカップラーメンである。「トムヤムクン味」と「レッドカレー味」の2種類があるが、筆者の近所のコンビニでは、なんとかトムヤムクン味1個を確保するのが精いっぱいだった。

エースコックはなかなか気合いが入っており、同商品に関して以下のようにコメントしている。

「エスニック料理に欠かせない パクチーの香りがガツンと鼻を突きぬける 、 これぞ、 “パクチー体験” ができる一杯」

ほう……。その気合いは良し! だったらガッチガチのガチで、その気合いを確かめようではないか!!

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・食べてみると……

お湯を入れて3分待つのは一般的なカップラーメンだが、最大の特徴は食べる直前に投入する “ふりかけ” である。唐辛子とパクチーがブレンドされた粉末で、フワッと香る東南エイジアの香りはなかなか本格的である。むむ! まずは一口食べてみると……!!

うむ、悪くはない。日清のトムヤムクンヌードルと比べると、サッパリ系のトムヤムクン味である。……が! 肝心のパクチーが全く感じられない!! それもそのハズ、パクチーの絶対量が少ない上、パクチーが沈殿し麺に全く絡んでいない。そりゃないぜ~。

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・『ぱくぱくパクチー』は盛りすぎている

これが「エースコック・トムヤムクンヌードル」ならわかるが、『ぱくぱくパクチー』を名乗るのであれば、せめてパクチーを最低5倍ほど増やす必要があるだろう。『ぱくぱくパクチー』の商品名で購入したパクチニストの多くは、物足りないと感じるに違いない。

どちらかといえば、日清のカップヌードルの現地感に比べて、日本ナイズされた初心者向けの優しいトムヤムクンヌードルだと感じた。正直『ぱくぱくパクチー』は盛りすぎだろう。エースコックの「リアル・ぱくぱくパクチー」に期待したい。

参考リンク:エースコック
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ぱくぱくパクチー・トムヤムクン味だ。
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▼近所のコンビニを5軒ほど回ったが、レッドカレー味は見当たらず。
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▼お湯を入れて3分待つ。
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▼この「ふりかけ」はいい感じ!
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▼香りもイイ!
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▼が、麺にパクチーは絡まないし、何よりパクチーの絶対量が少ない。『ぱくぱくパクチー』を名乗るなら、あと5倍はパクチーが欲しいところだ。次回作に期待!
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