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「デート」と聞けば、キラキラしたロマンチックな時間を思いがち。しかし1人と1人の人間が一緒に過ごすのだから、行き違いやすれ違いなんかも生じるものだ。

ということで今回は、海外サイト Reddit によせられた『これは失敗だ!』と感じたデートの思い出エピソード16選をお届けしたい。こんなことになるなら、家に一人で閉じこもってゲームしていた方がマシかも……!?

その1:共通の話題

あるデートで、1時間ずーっと2人でアボカドの話をしていたことがある。だって、アボカドしか共通の話題がなかったんだもん。

その2:彼女の名前

知り合いから紹介された女の子とデートに行ったんだ。その子の名前はとっても変わっていて、自己紹介をし合ったとき、彼女の名前がちゃんと聞き取れなかった。でも何度も「え?」と聞き返すのも気まずいから、僕は彼女の名前が分からないままにしておいた。後でなんとか分かるだろうと楽観視していたんだ。

しかし物事はそう簡単にいかなかった。なんと僕の友人もたまたまその場にいて、「よお、その子誰?」って話しかけてきたんだ。僕の頭の中は「やべー、どうしよう」とパニックに。何とかしようと、ボソボソと彼女の名前らしき音「ファリブシャ」「ファビシャス」なんて口に出してみた。でも友人は「は?」と繰り返すばかり。

しばらくして手で顔を覆った彼女が、「フィリシアよ」とつぶやくように教えてくれて事は収まったけど、その後のデートの盛り上がらなかったことと言ったら……。

その3:思い違い

僕が “デート” だと思っていたお出かけが、彼女にとってはただの “ディナー” だったと知ったとき。

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その4:全く話さない彼

初デートで、彼は一言も言葉を話さなかった。私がたくさん質問をしても、彼はただうなずくか、空気を吐き出すようにボソボソと何かつぶやくだけ。だから私は「ああ、彼は私のこと嫌いなんだな」と思って、家に帰ると宣言した。

すると彼はやっと口を開いて、「帰らないでほしい」と言った。だから私は残ったんだけど、また彼はなにもしゃべらなくなってしまった。今では、あの時の彼はスッゴク緊張していただけだったことが分かるんだけど、当時の私は知る由もなかった。あれから2年経った今でも恋人関係だけど、彼はちゃんと話すようになったよ。

その5:大麻LOVE!

ある男性と出かけたんだけど、デートの間ずーっと “大麻” のことばかり話していた。「どれだけ大麻が好きか」、「どれだけ大麻を吸っているか」、「いかに大麻が素晴らしいか」……もうとにかく大麻・大麻・大麻! 私は別に、大麻を吸う人を嫌いというわけではない。でも一緒に美術館に来ているのに、大麻の話しか出来ない人はちょっと遠慮したい。

その6:スパゲッティを……

今から数年前のコトだけど、つき合い始めたばかりの彼女から “えっちぃ” 質問攻めにあった。どんなコトしたい? どんな “趣味” をもっているのか? などなど。

そして「あなたのアソコの先にある小さな穴(尿道口)に、スパゲッティをいれてもいい?」なんて質問されたときには、僕も目が点になったよ。「ダメだよ」って言ったんだけど、彼女は「調理済みの柔らかいものでもダメ?」となおも食い下がってきた。「ダメなもんはダメ」とかなり強めに断ったら、彼女は腹を立ててしまった。

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その7:デート中に判明したこと

デート中に相手の女性が “既婚” であることが判明した。もうその時点でアウト。不倫なんて嫌だからね。

その8:話しっぱなし、咳をしっぱなしの彼

デート中、私に口を挟むスキを与えず、ずーっと話していた彼。しかも内容は、私がほとんどやったことのないオンラインRPGのことばっかり。好きなゲームならいいけれど、こっちの知らない作品の話は勘弁。他にも、風邪をひいていた彼は、そこら中に咳や痰をまき散らしたり、終いには性病の話を始めたり……。すぐにでもその場を去りたかったけど、どれほど状況が悪くなるのか見届けたい一心でデートを続けたわ。

その9:憧れのディズニーランド

中学3年生のときに、好きだった女の子から「無料チケットがあるから、ディズニーランドに行こう」と誘われた。とっても嬉しいお誘いで、僕も楽しみにしていた。けれども予定日の数日前、突然、彼女が「もうあなたのことは好きじゃなくなった」と宣言して、ディズニーランド行きを取り消そうとした。

でも僕は当時、ディズニーランドに行ったことがなくて、どうしても行きたかった。だから「行きたい」と強く主張し、なんとかデートを取り付けた。でも当日、彼女のお姉さんたちが一緒に付いてきたり、彼女が乗り物に乗りたがらなかったり、全然僕と話してくれなかったりと、ディズニーランドを楽しめなかったよ……。

その10: “僕ちゃんってスゴい!”

まず彼は、20分遅れて待ち合わせ場所に現れた。それなのに会話の主導権を握りっぱなし。しかも「自分が、どれだけお金を稼いでいるか」「将来、どれだけのお金を稼ぐか」「自分の仕事がいかに素晴らしいか」「外国人に対する自分の見解」なんかを延々と話し続けるの。最悪だったのは、「黒人よりも白人の方が優れている」っていう持論。ねえ、私、黒人なんだけど?

その11:彼は軍隊に行っているから大丈夫よ

初デートを楽しんでいるとき、突然、彼女が “自分の彼氏” の話をし始めた。僕は、彼女に彼がいることなんて初耳だったから、どういうことか問いつめた。すると彼女は「全く大丈夫よ。だって彼は今、軍隊にいてイラクに派遣されているからね。だからこうやってデートしていても、彼には分かりっこ無いのよ」と言い訳した。

僕はすぐに車を Uターンさせ、彼女の家に向かった。彼女は「ねえ、どこ行くの? どうして家に帰そうとするの? もう彼には愛も感じてないし、別れるつもりなのよ」と文句を散々言い続けた。でも僕には海軍の友達がたくさんいて、彼らを裏切るみたいで嫌だったんだ!

その12:一言

彼女から告げられた一言「あなたに興味があるわけじゃないのよね。ただ、飲み物をおごってもらいたかっただけなんだ」。

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その13:鳥の加工工場

友達がセッティングしてくれたデート。彼と一緒にファストフード店に行ったら、チキンのメニューがあった。それを見た彼は、過去の話を始めた。なんでも彼はチキンの加工工場で働いていて、一日中、鳥の血の匂いが立ちこめる環境にいたのだとか。そして仕事中ずっと、カワイイ同僚女性の姿を眺めていたから、今では鳥の血の匂いを嗅ぐと性的に興奮するんだって。そんな話、私にされても……。

その14:絵文字

初デートがまあまあ上手くいった後、彼女と次のデートについてメールをやり取りしていた。すると10分くらい経って彼女から「私のことが嫌いなら、ちゃんとそう言って!」とのメールが送られてきた。デートが上手くいったと思った僕はビックリして、「なんでそう思うの?」と返信した。

すると彼女から「あなた “絵文字” 全然使ってくれないじゃん! “絵文字” がないと、感情が分からないでしょ!?」と返ってきた。僕は全く “絵文字” なんて興味がなかったし、そんなこと言われて気持ちが萎えちゃったんだ。

だから「もう会わない」と告げたら、彼女は激怒。その後2時間、ノンストップでメール・電話攻撃を受け、最後に「あんたなんか、誰とも上手くいかないわよ! 一人で寂しく死ぬんでしょうね」という捨て台詞が……。あれから誰ともつき合えていないから、彼女の言ったことは当たっているのかもね。

その15:私のことを助けてくれる?

初デート中に、彼女から「私が誰かに襲われたら、身を投げ出して守ってくれる?」と質問された。僕が反射的に「は? 何言ってるの?」と返してしまったら、彼女は大激怒。なんども謝ったけど、彼女は許してくれなかった。そんなこと初デートで聞くなんて反則だよ!

その16:「あなたに神のご加護がありますように」

とっても魅力的な女性とデートしたことがある。僕はもう彼女に一目惚れで、一緒に行ったディナーもとても楽しかった。僕は「すぐに深い仲になれそうだな」と目論んでいたんだけど……デートの途中、彼女が突然泣き出して、神への祈りを述べ始めた。「あなたに神のご加護がありますように」なんて具合にね。

僕は彼女を慰めながらも、「一体何が起こっているんだ」と大混乱。その後ディナーを終え、彼女を送り届け、デートは終わった。

参照元:Reddit(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24