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現代は、銀行や郵便局にATM、クレジットカードなど、何においても暗証番号を入れてログインしなければならないご時勢だ。安全対策として、1つだけでなく複数の暗証番号を使用している人は結構いると思うが、どれをどれに使ったのか忘れてしまう場合も多い。

そんな問題を解決するべく、忘れやすい文字の代わりに、絵文字をパスコードとして使ってはどうかとのアイディアが生まれた。「絵文字セキュリティー・テクノロジー」なるシステムを使えば、覚えやすい絵文字を打ち込むだけでログインできてしまうのだ!

・絵文字をパスコードに使う新技術が登場!

絵文字をパスコードとして使用する「絵文字セキュリティー・テクノロジー」を開発したのは、英システム開発会社「Intelligent Environments:インテリジェンス・インバイロメンツ」だ。従来の暗証番号の代わりに好きな絵文字4つを組み合わせて、パスコードとして打ち込みログインする仕組みだ。

・数字の組み合わせは忘れやすい!!

同社が独自に行ったアンケート調査によると、1300人の回答者のうち3分の1が、暗証番号を忘れたことがあると答えている。暗証番号に自分の誕生日や電話番号、住所などを使用する人もいるが、そうすると番号がバレやすい。そこで、セキュリティ対策のために関係ない数字を選んだはいいが、しばらくすると忘れてしまうのである。

さらに、2000年代に生まれた子供達の64パーセントが、友人とメールで絵文字だけを使用してコミュニケーションを取っているというのだ。絵文字を数個組み合わせれば、言いたいことを伝えられるという訳だ。

・絵文字44個の組み合わせは350万近くに!

同社が提供する絵文字は44個で、パスコードとして4つ選んだら、その組み合わせは349万8308個にもなるという。1~10の数字の組み合わせよりも480倍も多くなるので、よりセキュリティ面で安心できるのではないだろうか。

絵文字には赤ちゃんやハンバーガー、宇宙人にサッカーボールといった様々な種類が揃っている。同社が制作した宣伝動画に、「朝、赤ちゃんの世話をして自転車で出勤し、ランチにリンゴを食べて夜ビールを飲むから」と、赤ちゃんと自転車、リンゴとビールの組み合わせを選んだ男性が登場していた。

・絵文字の方が数字より覚えやすい

そして、思考技術のエキスパート、トニー・ブザン氏も「パスワードを忘れてしまうのは、脳がデジタル方式で働かないからです。脳は写像に反応するので、何かを覚えたければイメージが一番なのです」と語っている。

絵文字をストーリー仕立てで脳に思い浮かれば、簡単に覚えることができる。同社は、絵文字セキュリティー・テクノロジー導入について銀行と交渉中で、1年後の実用化を目指しているそうだ。

無機質な数字よりは、絵文字をパスコードに選ぶ方が楽しいに違いない。それに、絵文字なら個人の好みやライフスタイルが大きく反映されるので、簡単にパスコードを推測できないのは確かだろう。

参照元:YouTubeMashableIntelligent Environments(英語)
執筆:Nekolas

▼絵文字セキュリティー・テクノロジーを紹介した動画こちら