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銃は怖い。その殺傷力、その攻撃力……銃を持ったことがなくても、「恐ろしいものなんだろうなあ」となんとなく想像できる。

そんな銃がこの度、1人の男性の足を打ち抜いた。スワ! 事件か!? いや、どうやらこの男性、自分で自分の足を打ち抜いたというのだ。なぜ? なにか深いわけでもあったの? 映画『ソウ』みたいな恐ろしいシチュエーションだったの? 

・足を銃で撃ちぬいた男性

2015年6月10日、米コロラド州在住のアダム・ハートルさん(34)が、自分の足を銃で打ち抜いた。もちろん、すぐさま病院に直行。その後、地域の警察に「銃によって負傷した患者がいる」との通報が寄せられたのだ。警察もすぐに病院に向かい、“被害者” であるハートルさんに話を聞くことに。「なぜ? あなたは銃で怪我を負ったのですか?」

・「銃で撃たれると、どんな感じがするのか興味があった」

するとハートルさんから、「自分で撃ちました」との返答が。へ? なぜ? 理由はなんと、「銃で撃たれたときの気持ちが知りたかったから」とのこと。えええええ! 銃で撃たれることがどれほどの恐怖なのか、気になる気持ちはなんとなく分かる。しかし、本当に自分で自分の足を撃ってみるって……好奇心が強すぎるだろう! 

・1度ならずや2度も撃った!

さぞや……さぞや痛かったはずだ。その痛さに「もう銃で撃たれるのは勘弁!」と痛感したことだろう……と思いきや、どうやら違うようだ。警察によると、ハートルさんはまずブーツを脱いで自分の足を拳銃で撃ち、さらにブーツを履き直してもうイッパツ。2回も自分の足を撃つだなんて……そこまで銃で撃たれる気持ちが知りたかったなんて!? 

・結果、逮捕されることに

特に大きな怪我を負ったわけではないものの、「銃の使用」、「無謀な危険行為」、さらに近くに子供がいたことから「児童虐待」の罪で、ハートルさんは逮捕されることに。こんな結果になることを、彼は予想していたか? それは分からない。また、彼が拳銃で撃たれてどう感じたか? それも公にされていないので、分からないのであった。

確かに無暗に銃を発砲することはよくない。しかし、2回も自分の足を撃つだなんて、痛さに極端に弱い筆者は、彼の好奇心や痛みに対する強さに、ただただ驚くしかないのだった。

参照元:Westword(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24