以前の記事で、『ゾンビキャンプ』や『ウォーキング・デッドの館』などを手掛ける新感覚ホラーイベント集団・オバケンのご紹介をした。ただ怖いだけではなく、頭を使わないとクリアできないミッションも兼ね備えた「ガチで怖くて楽しいお化け屋敷」を、これまで数多く手掛けているホラーのプロたちである。
そんな彼らが『オバケンシーズン4・迷図』なるイベントを、2015年6月6日からスタートした。しかも今回は “完全予約制” だというではないか……! マジおっかねぇぇええ!! がッ! 知ってしまったからには行くしかない!! というわけで初日の『迷図』に参加してきたのでご報告したい。
・完全予約制のお化け屋敷
『オバケンシーズン4・迷図』は、2015年6月6日から2016年春まで開催されるミッション型お化け屋敷である。一度行くと「赤い夢」「青い夢」「黄色の夢」「緑の夢」のいずれかにチャレンジすることができ、全てクリアすると「黒い夢」なるイベントも体験できる。つまり、1度行って終わりのお化け屋敷ではない。
お化け屋敷自体も怖いに決まってるが、何より “完全予約制” というのが怖すぎる……! 絶対に待ち構えてますやん!! しかも下記のような意味深なストーリーだから、行く前から震えが止まらないのだ……。
・『迷図』のストーリー
「最近、あなたは酷い頭痛に悩まされていた。今まで体験したことのないような、例えようのない痛み。そしてちょうど同じ時期から、あなたは不思議な夢を見るようになる。数々の病院で治療を試みるも原因は不明。あなたは治療を諦めようとしていた。
ある日、街に出たあなたは、偶然 “心霊療法” と書かれた謎の病院を見つける。……ここなら治してもらえるかもしれない。あなたは病院の扉を開けた」
(上記引用)
──俺ならそんな怪しい病院行かないけどね! とはいえ、申し込んじゃったし行くしかねぇ!! 漢(おとこ)の辞書にキャンセルの文字はないのだッ!!
・震えながら参加した
当日、いかにも怪しい雰囲気漂う会場に入ると、マジで薄暗い控室でしばらく待たされる……。ふ、震えが止まりません。受付で説明を聞きいざ診療へ。診療室もやたらと薄暗い。診療を終えるといよいよミッション開始なのだが、これが激コワで超難解である……!
迷路のような空間には無数のドアがあり、途中で鍵を見つけながら進んでいくのだが、薄暗い上にドアを開けても開けても似たような景色なので、自分がどこにいるのか全然わからなくなる。し・か・も! 不意に霊が横切ったりするから、警戒しすぎで全くミッションに集中できないのだ。
・突然出てくる系の怖さ
過去に参加したゾンビ系イベントは、ゾンビが追いかけてくることはあるものの、ゾンビ自体は早い段階で発見することが多く、心の準備ができた。だが今回は違う。ネタバレになるから言えないが、あらゆるところから突然霊が飛び出してくる……! 個人的にはこっちタイプの方が格段に怖い!!
ミッションには15分の制限時間があり、筆者は余裕のタイムオーバー。途中から「もう早く終わって!」と心底願い続けていたから、15分はかなり長く感じた。今回も超絶怖かったよ……。
『オバケンシーズン4・迷図』は一度に最大4人でチャレンジできる。料金は1人1200円~1400円と参加人数によって変わるから、ホームページを確認してほしい。また初回のみ診察券発行代300円がかかるぞ。怖い……怖い。たしかに怖いが楽しめるのもまた事実。不思議な夢に悩まされている人は、一度出かけてみたらいかがだろうか。
参照元:オバケン「迷図」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼方南町の会場。
▼あ、怪しい……。
▼受付もやたらと暗い。
▼診断書に記載し、係の人の説明を受ける。そして診療所へ……。
▼診療所も薄暗い。もっと光をくれ!
▼やっぱり怪しい……。
▼まずは身動きせずにヘッドホンを装着する。これも激コワ。このあといよいよミッションへ。
▼扉を開けると無数のドアの迷路になっている。ハイ、怖い。
▼鍵やアイテムを取りつつ進むのだが……!
▼なんかイルーーーーーーーーーーーーーーーーー!
▼しかも行けども行けども同じ景色だから迷いまくり!
▼こんなの絶対にダメですやん。結局タイムオーバー。
▼完全予約制の「オバケンシーズン4・迷図」だ! 勇者ぜひはチャンレジしてみてくれよな!!