gull wing top

薄毛に悩む人たち、通称「ハゲ予備軍」の戦士たちは、死を覚悟した “サムライ” でありつつ、心のステージが極めて高い “解脱者” であると過去に述べた。あれから約2年の月日が流れたが、私は少しずつ “尊師(グル)” に近づきつつある。

もちろん私もサムライなので死は覚悟しているが(※毛根の死)、どうせ死ぬなら戦って死にたい。最後の最後まで “あがきたい” のだ。ということで今回ご紹介したいのは、今すぐ実践できる「薄毛(ハゲ)をごまかす7つの必勝テクニック」である。

・その1:ガルウィング(gull wing)

まるでカモメの翼のように、イタリアの名車ランボルギーニ・カウンタックのごとく、ハゲ部分(車内)を髪の毛(ドア)で “覆い隠す” のが、 通称『ガルウィング(gull wing)』という誇り高きテクニックだ。当の私も、実践している。gull wing1

ちなみにハゲには大きく分けて「デコ系(ハルク・ホーガン型)」、「頭頂部系(アルシンド型)」、「全体薄い系(ブラマヨ小杉型)」の三種類に分類されると思うのだが、このガルウィングが有効なのは主に「デコ系」の戦士たちである。

私はデコ型の中でも「M字型ベジータ属性」なので、サイドからの攻撃(視線)に弱いのだが、そこそこ伸ばした前髪をガルウィング式に「カポッ」と “かぶせる” ことにより、ベジータではなく「ザーボンさん」へと変身することができるのだ。garuuin500

なお、髪の毛を後ろに結う際も、ビシッとオールバックにしないほうが「ハゲではないな」と思われる。フワッと余裕を持たせて結うのだ。そう、まるでインディアンのごとく。たった1つでもインディアン・ジュエリーを身につけていれば完璧と言えよう。

・その2:ビッグウェーブ(big wave)

ガルウィングが “横流し” ならば、ビッグウェーブは “縦方向” のアプローチ、かつ「デコ系(ハルク・ホーガン型)」の中でも、“オデコが美しく曲線を描いている戦士たち” が多様するテクニックといえる。なぜタテ・ヨコで流派が分かれるのかについては、イラストを見てもらえれば一目瞭然。横のガルウィン、縦のビグウェだ。gullbig

どんなテクニックなのかといえば、ずばり「広い額を後方からの髪の毛で覆う」である。青く透き通る大海原に、美しくもパワフルに迫ってくる大波(big wave)のごとく、オデコという名のサーファーを “チューブライディング” させるのだ。TUBE

ちなみに、遠い昔の3年ほど前、名前こそ言えないが、とてもオシャレなIT企業の某社長に初めて会った時、彼は見事すぎるビッグウェーブ&実にサワヤカなチューブライディングによって、完全に “ハゲてるな疑惑” を払拭することに成功していた。

それはそれは見事だった。「さすがは社長」と思った。おそらくきっと、薄毛に悩む人以外ならば120%見抜けないレベルのクオリティだ。なお、まさにその日に書いた記事が「ややハゲかかっている男性はややハゲかかっている男性の髪型を見て一瞬でその構造を把握し「なかなかやるな」と無言で友情を深めている」というコラムである。

・その3:グラウンディング(grounding)

グラウンディング(グランディング)とは、しっかりと大地に足をつけて地球(宇宙)と一体化することにより、体と心に “生きるエネルギー” が流れてくる……みたいな方法のことを言う。なんら難しいことはない。ようは、まっすぐ立つだけだ。

そんなグラウンディングは、実はハゲ隠しにも応用できる。主に「頭頂部系(アルシンド型)」の人なら効果テキメン。やり方もメチャ簡単、姿勢よく立つだけである。まるで大地から伸びる樹木のごとく、胸を張ってまっすぐに……立つのだ。ground

こうすることにより、あまり人に見られたくない頭頂部が見えるのは “太陽だけ” という状態になり、宇宙的なパワーも注ぎ込まれる。さらに姿勢が良いのだから、人様からは「シャキッ」と見える。一石二鳥どころか三鳥四鳥、その姿勢から「我、宇宙なり!」と叫んだりすると、薄毛の悩みなんて吹っ飛ぶはずだ。

──その4からその7は、次ページ(その2)にて紹介したい。なお、目次としては「その4:アングル(angle)」「その5:デスマッチ(Death Match)」「その6:フェイク(Fake)」ときて、最後をシメるのは「漫画家(mangaka)」である。

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.