scorpion

サッカーの伝説になっているプレーのひとつに「スコーピオンキック」がある。それは1995年9月、コロンビア vs イングランドの親善試合でのこと。コロンビアのGKイギータ選手が繰り出した必殺技だ。

エビ反り状態からのカカトセーブは、まるで映画『少林サッカー』のようにアクロバティックであったため有名だが、そのプレーから約20年……先日のJリーグで伝説のプレーが再現され、世界中で話題になっているぞ!

・J2の試合

スコーピオンの再現があったのは、2015年5月31日に行われたJ2第16節・大宮アルディージャ vs アビスパ福岡の試合だ。動画「Japanese goalie makes a brilliantly acrobatic improvised scorpion kick save」では、大宮の GK 加藤順大(のぶひろ)選手に注目していただきたい。

・ゴールスレスレでスコーピオン

大宮(橙)が自陣前でピンチを迎えているシーンから動画はスタートする。そしてシュートはディフェンスに当たり、コースが変化。すでにゴールキーパーは動いた後であり、大宮は絶体絶命のピンチを迎えてしまう。……だがしかし!

な、なんと加藤選手は即座に反応し、体を投げ出つつスコーピオンキック! ゴールに入る直前でボールをかき出してしまったのである!! もはや元祖以上といっても過言ではないくらい見事なスコーピオンの炸裂だ。

・ネットの声

「こりゃすげ〜」
「 順大も世界に見つかってもうた。」
「イギータみたいに遊びじゃないスゲエセーブ!」
「加藤順大のスコーピオンセーブすごいですねw」
「よく反応できたなこれ。でもイギータのスコーピオンとは別物な気がする。あれはわざわざ狙ってやってるしw」
「これ、スカパー!で観てたけど、確かにスゴかった。 …ただ、このプレーの前にオフサイドの笛が鳴ってたんだけどね(^^;。」

……といったように、スコーピオンセーブにはプレーの質を絶賛する声が集まっていた。ちなみに元祖のイギータもこのプレーについて反応。素晴らしいスコーピオンだと賛辞のコメントを自身のTwitterでツイートしている。

・大宮の勝利に貢献

プレーが止まっていたとはいえ、このスーパープレーでチームが勇気づかないはずはない。試合は終盤までスコアレスドローであったが、終了間際のロスタイムに大宮が立て続けに2点を奪って勝利した。

参照元:YouTube、Twitter @higuitarene
執筆:原田たかし

▼すげえぇぇぇ……!!

▼イギータ本人もツイートしているぞ!

▼予備動画