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全国を旅する人の大切なパートナーといえば、ビジネスホテル(宿屋)がある。ちなみに筆者(私)は、「ビジホ王に俺はなる!」と豪語した訳ではないが、1年間のうち数カ月はビジホで過ごしているまずまずのビジネスホテルマスターだ。

おそらくドラクエの世界であれば、そろそろ表世界のボスのところに行けそうなくらいレベルアップした頃だろう。ほぼほぼ「ビジネスホテルマスターへの道」も理解してきたので、今回はマスターになるためのテクニックを10個厳選してお伝えしたい。

テクその1:ホテルに荷物を送る

ビジホに長期滞在する人は、洗濯するのが面倒なため、その回数を極力減らしたいと考えている。衣類をガッツリ持っていく傾向があり、1週間程度の衣類は常備。段ボールに詰め、宿泊するホテルに送るテクニックは欠かせない。

テクその2:アメニティグッズは自分のものを

長期滞在となると、いつも自分が使っているアメニティグッズは心身共に落ち着くもの。歯ブラシはもちろん、シャンプーやコンディショナー、洗顔料まで持ち込むことも普通だろう。例外なのは持ち運びには大きすぎるボディソープくらいか。

テクその3:ボディタオルも自分のものを

ビジネスホテルには、ボディタオル(通称ゴシゴシタオル)が常備されていることはまずない。小さめのタオルで代用できない訳ではないが、自分がよく知っているボディタオルであると、落ち着くので持ち込むべし。

テクその4:フロントに存在を覚えられるべし

長く滞在していると、自然とフロントにも覚えられるもので、時にフレンドリーになることもめずらしくないのがビジホマスター。ホテルに戻っても新しく宿泊で来た人と間違えられることはなく、呼び止められることもない。「おかえりなさいませ〜」がデフォだ。

テクその5:部屋の空調を完璧に把握せよ

何度も宿泊していたら、そのホテルがどういう環境なのかは大体わかってくるもの。エアコンの温度は何度であれば適温か。この温度で寝ると風邪をひいてしまうということもマスターになれば熟知している。

テクその6:説明書なしに機材が使えるようになろう

ビジネスホテルに慣れていないと、説明書なしに機材を扱うことはできない。しかしながら、マスターレベルになれば説明書の必要なし。何をどうすればいいのか、体が覚えているものである。

テクその7:絶妙な温度のお湯を出せるように鍛錬

ビジホ初心者であれば、熱い冷たいの調整ができないのもめずらしくないお風呂場。しかし、マスターになれば、風呂温度の調整なんてお茶の子さいさい。何なら目を閉じていても適温のお湯を出すことが可能だ。お湯がはるちょうどいい時間もわかっている。

テクその8:冬場は絶対に加湿器を借りるべし

これからの季節には不要だが、乾燥しやすい冬場は加湿器が必須アイテムとなる。もとから備え付けてあるホテルもあるが、ないこともしばしば。ビジホは乾燥しがちなため、マスターともなればチェックインと同時に借りる。

テクその9:フロント以外のホテルマンと仲良くなる

フロント以外のホテルマンと仲良くなっていると、賢者レベルといっていい。レストラン、掃除、修理……などホテルで働いているさまざまな人と挨拶でもいいので近い間柄になれば、快適なホテル暮らしが待っている。

テクその10:余計なものを買い込むことに喜びを覚えてよし

コンビニで散在することはもちろんだが、完全にキャパシティ超えの飲食物や温泉の素を買い始めたらかなりのマスターレベルだ。ビジホを満喫している自分を感じたら、マスターしたと思っていい。

……以上が、ビジネスホテルマスターになるためのテクニック10選だ。以前、「ビジネスホテルに泊まったらよくあること60選」もお伝えしているので、これからビジネスホテルを極めようと思っている人はぜひ参考にして欲しい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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