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2006年から週刊ヤングジャンプにて連載中の原泰久(はら やすひさ)先生が描く、中国・春秋戦国時代を舞台にした漫画といえば『キングダム』である。現在までコミック38巻がリリースされており、いま最も熱い漫画の一つと言えるだろう。

そこで今回は、同作に魅せられ、キングダムのため「十数年ぶりに本棚まで購入した」筆者が『キングダムあるある77』をお届けしたい。ファンはもちろんキングダムを読んだことがない人も、これをきっかけにキングダムに興味を持っていただけたら幸いだ。

なお、ネタバレも多大に含まれているが、38巻までに収録されている話を対象にしたぞ。

・キングダムあるある77

その01: 一度読み始めたら止まらない。当然のように最終巻まで一気読み。
その02: マジで何度でも繰り返し読める。てか読んでる。
その03: 「キングダム20巻まで読んだよ!」とか言われると、「逆によくそこで止まれるな」と思う。
その04: 毎週木曜日が待ち遠しくて仕方ない……が、休載だったときの絶望感。
その05: 原先生のツイッター @HaraYassa はもちろんフォローしてる。
その06: 登場するキャラ、全員が魅力的。
その07: クズはクズでいい味出してる。
その08: 久々に1巻から読むと、成キョウ(せいきょう)の目付きの悪さにビビる。
その09: どう考えても、ケツ氏(けつし)に呂不韋(りょふい)と争うほどの力があったと思えない
その10: 「ムタの強さは驚異だべ」← そうでもなかったべ。
その11: 漂(ひょう)が生きていれば……と何度も夢想する。
その12: 漂が生きていれば、少なくとも王賁(おうほん)や蒙恬(もうてん)レベルにはなってたよな!
その13: でも、縛虎申(ばくこしん)はいずれにしろ早死にしてた気がする。
その14: 河了貂(かりょうてん)が女だってことを、実は薄々気付いてた。
その15: テンは優秀な軍師だと思うけど、たまにうっとうしいときがある。
その16: 合従軍の「俺のミスだ」とか、凱孟(がいもう)に拉致されたときとか。
その17: その点、羌カイ(きょうかい)はあまりマイナスポイントが見当たらない。
その18: ということは、信(しん)の嫁になるのは……!
その19: いや、大穴で宮女・陽(よう)もありえるで!
その20: 戦場での「大ピーーーーーーンチッ!!」……からの大どんでん返しがたまらない。
その21: マジで震えるし、全身鳥肌立ちまくり。なんなら漏らす勢い。
その22: 一撃の重さを感じる圧倒的な絵力(えぢから)。
その23: 中でも蒙武(もうぶ)とヒョウ公(ひょうこう)の突撃シーンは最高。
その24: 戦争だけじゃなく、政争も読み応え抜群。
その25: 太后の妖艶な美しさが怖い……が嫌いじゃない。

その26: 太后が男だったら とっくに中華統一してる説
その27: 壁(へき)は嫌いじゃないが、信・王賁・蒙恬より優秀だとは思えない。
その28: ぶっちゃけ、今でも昌文君(しょうぶんくん)の方が強いでしょ。
その29: ただし、壁の生命力の強さは不死鳥レベル。普通なら3回は死んでる。
その30: とどのつまり、フェニックス・壁。
その31: 肆(し)氏からにじみ出る圧倒的 “懐刀感” 。
その32: キングダム好きは全員が王騎(おうき)好き。それくらい圧倒的な支持。
その33: 読み返しても、王騎が死ぬシーンは悲しすぎてザッと飛ばし読み。
その34: 「摎(きょう)、いよいよ最後の一つですね」← 号泣
その35: 王騎を討ったホウ煖(ほうけん)も好きじゃないけど、後ろから弓で打った魏加(ぎか)は絶対許せねーよ! マジで許せねーよ!!
その36: 李牧(りぼく)の爽やかさが逆に怖い。
その37: 怖すぎて「李牧」をググってしまう。
その38: すまん! 白状すると「春秋戦国時代」でググって、これからの大まかなあらすじもわかってる。
その39: でもそれを軽く超えてくれるのが原先生だから大丈夫。
その40: ホウ煖(ほうけん)の恐ろしさは異常
その41: 出てきただけでこっちがパニックになる。
その42: もう一人の「趙国三大天」は誰なのか……?
その43: 六将・三大天と比べて、「魏火龍七師」の影の薄さは否めない。
その44: どんなに出番が少なくなっても、飛信隊のメンバー全員を愛してる。
その45: 後から加入した、楚水(そすい)副長や、岳雷(がくらい)、我呂(がろ)も大好きさ!
その46: 田有(でんゆう)や竜川(りゅうせん)が昇進していくとか胸アツ。
その47: 魯延(ろえん)じいや、石(せき)が出てこないのが気がかり。
その48: コミックのおまけに出てくる労我(ろうが)もいつか本編に!
その49: 王賁はいけ好かないけど、玉鳳隊も含め実力は認めている。
その50: 蒙恬の楽華隊にも、優秀な副将とか軍師とか付けてやればいいのに。

その51: 「せや! 蒙毅(もうき)が入ればいいんや!!」と想像して悦に浸る。
その52: どの戦争も甲乙つけ難いほどよかったが、対合従軍戦は別格。
その53: むしろあれを超える戦いがあるのか、若干不安。
その54: でもそれを軽く超えてくれるのが原先生だから大丈夫(2回目)。
その55: 人間性はアレだけど、変幻自在な桓騎(かんき)に惚れ惚れする。
その56: 「大丈夫だ、全部上手くいく」← 悶絶。
その57: 味方だけど不気味すぎる王翦(おうせん)にイマイチ感情移入できない。
その58: でも、対合従軍戦での鮮やかな援軍には鳥肌立ちまくり。
その59: 張唐(ちょうとう)将軍の精神力の強さったら……マジでカッコE。
その60: 白老・蒙ゴウ(もうごう)将軍に癒される。
その61: 強くて頭も切れてギャグセンスも高い騰(とう)が好きすぎて困る。
その62: 好きすぎて、意味もなく「ファルファル」口走ることがある
その63: 録嗚未(ろくおみ)や干央(かんおう)の心強さったらない。
その64: 蒙武の突撃力はチート。たぶん10万人に突っ込んでも死なない。
その65: 汗明(かんめい)との一騎打ちの際、明らかに体がデカくなっていく蒙武にビビる。
その66: ヒョウ公のカッコよさは完全にロックスター。
その67: あの「バハァ!」がもう聞けないかと思うと悲しすぎる。
その68: 密かに根強いバジオウ最強説。
その69: いや、それを言うなら楊端和(ようたんわ)でしょ。
その70: 楊端和にならどうシバかれても後悔はしない。
その71: 政(せい)と呂不韋にどう決着がつくかハラハラしてる。
その72: 嫌いだけど「呂不韋も偉人だよな」と認めざるを得ない。
その73: 栄備(えいび)・土門(どもん)・龍羽(りゅうう)の存在を知ると「秦も将軍いっぱいいるんじゃん」と思う。
その74: 信がいつあの矛を使うのか……!
その75: そして漂はどんなシーンで出てくるのか……!
その76: 本当に100巻くらいまで続いて欲しい。それ以上でも全然いい。
その77: 本当に大好き。原先生及びスタッフのみなさん、お体にはくれぐれもお気をつけて。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.