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医療技術が進んだおかげで、世界には60歳を超えてから人工授精で出産することを選ぶ女性もいる。以前に「世界最高齢の70歳で双子を出産したインド人の母親」のニュースをお伝えしたが、今度は7人の孫がいる65歳女性が、4つ子を出産したとのニュースが飛び込んで来た!!

すでに7人の孫がいながら、なぜこの女性は65歳という年齢で、再び子供を産むことにしたのだろうか!?

・世界最高齢の65歳で4つ子を出産した女性

2015年5月23日、世界最高齢の65歳で女児1人男児3人の4つ子を出産したのは、ドイツのベルリンに住むアンネグレット・ラウニックさんだ。彼女はニータとドリース、ベンスとヒョンと名付けられた赤ちゃんを産み、4つ子の体重は655~960グラムと平均的な新生児に比べると未熟だ。

26週間という早産で生まれ体重も平均よりかなり少ないが、今のところ4つ子の健康に異常はないとのこと。

・末娘が弟妹を欲しがったから人工授精を決意

アンネグレットさんには、すでに44歳の娘を筆頭に13人の子供と7人の孫がいる。これだけ子供に恵まれていながら、なぜ彼女が高齢出産に踏み切ったかというと、9歳の末娘レイラちゃんが弟妹を欲しがったからだそうだ。

2008年にアンネグレットさんの夫は亡くなっており、ドイツでは卵子の提供が禁止されているため、彼女はウクライナで人工授精手術を受けた。

・子供達は母親の決断に不満な様子

人工授精費用は2万3000米ドル(約280万円)かかったが、アンネグレットさんは「4人もの赤ちゃんに恵まれて、その価値はあった」と語っている。

しかし、彼女の子供達は、母親の決断に完全には賛成しきれなかったという。なぜなら末っ子のレイラちゃんが、アンネグレットさんが母親にしては老けていて “おばあちゃんみたい” だと学校でイジメられているからだ。

さらに、65歳で4つ子を出産したことで、レイラちゃんがもっとひどいイジメに遭うのではと、兄弟姉妹は案じているとのこと。また母親が亡くなった後、4つ子の養育を委ねられる可能性も心配しているようだ。

65歳という高齢で、4つ子を出産したアンネグレットさんへの世間の風当たりは強い模様で、人工授精や高齢出産は、常に倫理・道徳観を問われるテーマだ。だが、あくまで個人の選択でもあるわけで、簡単に “白黒” と答えを出せない問題ではないかと思う。

参照元:YouTubeTECH TIMESCBS NEWSFOX6(英語)
執筆:Nekolas

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