rhodes

近鉄・いてまえ打線の中軸を担った長距離砲が日本球界に電撃復帰だ。2015年5月25日、ルートインBCリーグ(独立リーグ)の富山GRNサンダーバーズが、タフィ・ローズ選手と契約合意したことを発表した。

現在、ローズ選手は46歳。近鉄、巨人、オリックスでの活躍は誰もが知るところで、「史上最強助っ人」の呼び声も高い彼だが、2009年に現役を退いてから約6年もの月日が流れている。それだけに実力はどうなのか不安になるところだ。

・41歳でも衰えなし

ところが! 2009年の映像「ローズの豪快一振り第20号ホームラン L-Bs 9月12日」で、とても41歳とは思えない鋭いスイングを見ると、そんな不安は吹き飛んでしまう。この年84試合に出場したローズ選手は、打率・308でホームランは22本とまだまだ衰え知らずの成績を残しているのである。

しかも、この一発は西武のエース・岸投手から放っているのも見逃せない。そういえば彼が引退したのは、年齢による衰えではなかった。高額年俸がネックとなり、オフに契約交渉が難航……そしてそのまま退団したことが思い出される。

・選手兼任野手コーチ

今回、彼は選手兼任野手コーチとして富山GRNサンダーバーズと契約。ローズ選手は2013年に「今後は未定だが、息子も大学に進学したし、いつかは野球のコーチもやってみたい。機会があれば日本にも行きたい」と語っていたことがあるが、本当に希望を実現させた形だ。

・若手の刺激となること間違いなし

ブランクがあるとはいえ、彼が日本を代表する「ホームランバッター」であったことは揺るがない事実。また、人間性の素晴らしさについては以前お伝えした通りで、子供に優しい姿は印象的であった。おそらく独立リーグからプロを目指す選手にとって、彼の存在はいい刺激となることだろう。

ちなみに富山GRNサンダーバーズの監督は、共にいてまえ打線を形成した元チームメイトの吉岡雄二氏が務めている。また、同じくいてまえ打線の中軸を担ったノリさんこと中村紀洋選手とローズ選手は連絡を取り合っていたというが、現在はどうなのだろうか。合わせて気になるところである。

参照元:YouTubeスポニチ
執筆:原田たかし

▼ライオンズのエース・岸投手から強烈な一発!

▼ローズ&ノリさんのホームラン集