soundhouse

2014年11月、音響通販大手の「サウンドハウス」はネット上のショッピングモール「楽天」への出店取り止めを発表した。その理由について同社は、楽天が決済口座を楽天銀行に一本化することを決定したため、これに反発。

「日本の商習慣ではありえないこと」(サウンドハウスの発表より引用)と指摘したうえで、出店取り止めを決断したのである。それから約半年を経て、同社は驚くべき発表を行った。それは全商品の送料無料化である。このサービスを発表した同社の心意気がアツい! さすがサウンドハウス!!

・サウンドハウス「全商品送料無料」の発表

「送料無料のサービスは、『商品を買いたい!』と思いついた時、送料を気にすることなく商品をご注文頂ける大変便利なサービスです。是非とも大いにその利便性を活かし、どんどんご注文頂きたいと思っています。そしてわがままを言わせて頂けるなら、ご注文の際には、できるだけ商品をまとめてくださるよう、気に留めて頂けると幸いです」(サウンドハウスの発表より引用)

・小さな店がなくなる

送料無料は大手ショッピングサイトでは、すでに定着していることなのだが、実質的には販売店が送料を肩代わりしている。小さな販売店の場合、赤字販売を背負うことになり、その結果価格競争に負けて撤退を余儀なくされている現状を、同社は指摘している。

・難題を乗り越える

だが、ニーズに応えたいという思いから、送料無料に踏み切ったそうだ。「社員一同、鋭意努力し、この難題を乗り越えていく覚悟です」(サウンドハウスの発表より引用)、たしかに容易なことではないだろう。難題であることは間違いないはずだ。そこに挑戦する心意気がアツい。

ただの商品販売ではなく、自負を持って挑戦し続けるサウンドハウスにこれからもがんばって欲しい。

参照元:サウンドハウス
執筆:佐藤英典