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三振するとアウトになるルールは、野球に詳しくない人でも知っているだろう。しかし、三振してしまった打者に生き残る術が残されていることをご存知だろうか。通称「振り逃げ」。もし空振りしたとしても、捕手がノーバウンドで捕球できなければ、打者は塁に走ることができる。

ほとんど成立することのないプレーではあるが、なんと先日の試合で振り逃げから三塁まで到達した珍プレーが生まれたのでご報告したい。さっそく、動画「【プロ野球パ】「あそこあそこ!」史上初!?振り逃げで打者が一気に三塁へ 2015/05/19 H-Bs」で確認してみよう!

・ホークス vs バファローズ

珍プレーが生まれたのは、2015年5月19日に北九州市民球場で行われた福岡ソフトバンクホークス vs オリックス・バファローズの試合。迎えた7回表、リリーフで登板した五十嵐投手が、駿太選手をワンバウンドになる変化球で空振り三振に仕留めたシーンだ。

・一連の流れ

ベース上で大きくボールが跳ね、高谷捕手が後ろに逸らすと……なんとボールはバックネットの看板上にポトリ。さらに高谷捕手が見失っていたこともあり、テンヤワンヤの光景になってしまった。

ようやくボールを見つけた時には、俊足の駿太選手は快足を飛ばして三塁まで到達。納得のいかない工藤監督(ソフトバンク)は抗議したが、判定は変わらず。また、地方球場ルールも採用されなかった。

・ネットの声

「これは珍事中の珍事w」
「なんやこのプレーwww」
「これはしゃあないなー」
「振り逃げでそこまで進むこともあるのか…」
「振り逃げで三塁方向に進んだと思った」
「駿太、振り逃げで3塁まで行くって珍事すぎるやろww」

……といったようにまず起きるはずのない珍プレーに驚きの声が多く見られた。ちなみにこの珍プレーが発生した7回表に得点は生まれず。試合の方は小刻みに得点を奪ったオリックスが5−8で勝利している。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし