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誰でも一度くらいは、「頭の中で、1つの曲がエンドレスで再生される……!」といった体験をしたことがあるだろう。いくら名曲だって、何度も何度も聴かされるとツライもの。しかも自分の脳内だけの現象なので、誰も同情してくれない。小さいが、なかなか厄介な問題だ! 

けれども、この1つの曲の『脳内無限ループ現象』をストップできる方法があるというのではないか! それは……ガムを噛むのである!! 拍子抜けするくらい簡単だぞ?

・ガムを噛みながら音楽を聴くと……?

今回「ガムを噛め!」と発表したのは、英レディング大学の研究チーム。2015年4月に出版された専門誌に、“頭の中をノンストップで流れ続ける曲を止めるには、ガムを噛むことが効果的だ” との論文を掲載したのだ。

大学はこんな実験を行った。98名の参加者に、賑やかでキャッチーな曲を聴かせる。1つのグループは試聴中にガムを噛み、別のグループは何も噛まない。そして試聴後の3分間は、曲のことを考えないようにし、頭の中で曲が流れてしまった場合は手元のボタンを押す、という手順である。

・Maroon5 の曲などで実験

実験に使用された曲は、デヴィッド・ゲッタさんの『Play Hard』と Maroon5 の『Payphone』。どちらも頭に残るメロディだ。そして結果は、ガムを噛まなかった人に比べて、ガムを噛んだ人の方が、頭の中から曲を追い払う成功率が33%も高かったというではないか。

その理由は、アゴを動かしていると、曲をシッカリと聴かなくなるのではないかと研究者たちは考えているという。また、短期間の記憶を削除することで、頭の中に流れる曲をストップしてしまうとも考えられるようだ。

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・実際にやってみたよ!

なるほど、なるほど。しかし、本当に脳内再生を止めることができるのか? ということで、実際に曲を聴きながらガムを噛むことにしてみたぞ。曲は2005年に世界中で大ヒットしたジェイムス・ブラントさんの『You’re Beautiful』をチョイス。うむ、この曲のキャッチーさなら不足なしだろう。

数年ぶりに曲を聴いてみると、ブラントさんの歌う「ヤービューティーホー」は、記憶よりもずっと印象的。これは頭に残りそう……と思ってしまうが、案外そうでもなかった。なぜなら、ガムを噛みながらだとアゴを動かすことに意識が持っていかれて、あまり曲に集中出来ない気がするのだ。ガム、なかなか良い感じだぞ!

・思ったよりも効果的か?

さて前述の実験通り、曲が終わった後に3分間、彼の歌声のことを考えないようにしたが……うーん、正直微妙。完全に脳内からシャットアウトできるほどあの歌は甘くなく、コーラス部分が頭の中でリフレインする結果に。しかし、思ったほど悪くない気もするのだった。

専門家の実施した実験でも結果が出たのだから、この方法を使わない手は無い。例えばどこかの店で嫌いな曲が流れ始めたら、ガムを口の中にポイッ。さすれば、後々脳内で起こる1曲ループ現象に悩まされずに済むかもしれない。お試しあれだ!

参照元:Mashable(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24.

▼デヴィッド・ゲッタさんの『Play Hard』

▼Maroon5 の『Payphone』

▼ジェイムス・ブラントさんの『You’re Beautiful』