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パクチーを愛してやまない人のことを、最近では「パクチニスト」と呼ぶらしい……言ってるのは筆者だけという噂もあるが。それはさておき、近頃はスーパーなどでも手に入りやすくなったパクチー。パクチニストとしては大変喜ばしい環境になってきた。

ただ実際に購入したことがある人は おわかりかと思うが、パクチーはそれなりにいい値段がする。大量のパクチーが食べたいパクチニストにとって、小さくない出費は悩みの種と言えるだろう。そんな悩めるパクチニストに提案がある。パクチニストよ……パクチーは自分で栽培すべし!

・パクチーは育てやすい

筆者はこれまで4度ほどパクチーを栽培したが、いずれもモサモサと大量のパクチーが収穫できた。筆者……というより父に任せているのだが、いわく「アレは強いから適当にやっても大丈夫」とのことである。

今回はプランターを使用し、まだ寒い2月に種植えをした様子をご紹介する。父は凝り性なのでビニールハウスまで手作りしてしまうが、温かい季節ならビニールハウスはもちろん不要だ。いくつかポイントがあるので、順を追って説明するぞ!

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・種は狭い間隔でまく

まずプランターと土を用意し、土にはあらかじめ肥料も入れておこう。まず第1のポイントだが、パクチーの種は5~10ミリ間隔でまくとよい。父いわく「パクチーは1本だと自立しにくいので、支え合えるよう狭い間隔で置いた方がいい」らしい。少々面倒だが箸などを使って根気よくやってくれ。

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種をまき、土をかぶせたら、たっぷりの水をあげてネットを張る。寒い時期はここでビニールハウスが登場するが、冬場でない限りビニールハウスは不要だ。逆にいえば、ビニールハウスさえあれば、1年中パクチー栽培は可能ということになる。ネットは虫よけのためで、目の細かいものを選ぼう。

・芽が出るまでは水やりに注意

第2のポイントは、芽が出るまでの水やり。土がカラカラになるのは避け、それなりの湿度を保つように定期的にチェックしよう。ただ、土がビタビタになるのは「あんまり良くないだろうな」とのことなので、少しずつ水やりするのがいいらしい。

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芽が出てきたら、8割成功したも同然。固形肥料をまき、水も多めに与えてくれ。芽が出てからのパクチーは成長がメチャメチャ早い。みんなニョキニョキ生えてくるので、ある程度小さくても、パクチーの形になっていたら食べてしまおう。むしろ、こっちがパクチーの成長に追いつかないぞ。

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・暖かい時期は栽培に向いている

ちなみに連作(同じ土ですぐに同じ植物を育てること)には向かない。土は1クール放置すればいいらしいので、1年中パクチーを食べたい人はプランターを2つ用意しよう。また、虫が付かないようにするポイントは「日当たりがよく風通しが良いところで育てる」とのことだ。栽培の詳細は画像を確認してほしい

今回ご紹介したのは、あくまで筆者の父によるパクチー栽培である……が! 今のところ100%の確率で大量のパクチーが収穫できている。暖かい春先は種まきに向いているらしいので、興味があるパクチニストたちは ぜひチャレンジしてみてくれ!! 豊かなパクチーライフが待ってるぞ!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼まずは土を用意しよう。肥料もまいておくこと。
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▼種まき用に、こんな板を用意する。
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▼板で溝を掘るのだ。
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▼こんな感じ!
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▼パクチーの種をまく。ネットや園芸店で販売してるぞ。
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▼種は5~10ミリ間隔でまく。お互いを支えあうようにするためだ。箸やピンセットを使ってまこう。
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▼こんな感じ。
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▼種をまいたら、板を使って土をかぶせる。
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▼種まき完了!
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▼たっぷりと水をあげてくれ。
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▼画像は2月だったのでお手製のビニールハウス登場。
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▼虫が入って来ないように、しっかり止める。芽が出るまでは土の湿度がある程度保たれるようにすること。
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▼出た! 発芽時期は気温によって全然違う。ここからは早いぞ!!
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▼ニョキニョキっとな。
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▼暖かくなってきたので、ビニールハウスをネットに交換。気温の上昇とともに、成長スピードも上がる。
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▼ちょっと目を離したすきに、超育つぞ!
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▼これが100%正しい栽培方法ではないが、パクチーは育てやすいらしい。パクチニストたちよ、レッツチャレンジだ!
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