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1985年、日本で初めて缶入り煎茶を発売した伊藤園。当時の商品名もそのまま「缶入り煎茶」で、発売から4年後の1989年に「おーいお茶」と商品名が変更されている。

伊藤園の名物企画がファンも多い「新俳句大賞」。ラベルにプリントされた俳句に、心を和ませたことがある人もいることだろう。そんな新俳句大賞に7歳の天才が現れたと話題になっているのでご紹介したい。その一句とは『おでんの日 ちくわの中に お兄ちゃん』である……!

・入賞確率は1/825

話題の一句で見事「第24回伊藤園新俳句大賞」に入賞したのは、富山県高岡市在住わずか7歳(性別不明)のコだ。第24回大会には165万211句の応募があり入賞は2千句というから、およそ1/8250.12%のという狭き門をくぐり抜けたことになる。

しかも審査は、俳句界をはじめ芸術にかかわる10名のそうそうたるメンバーで行われているから、マグレで入賞したとは考えにくい。『おでんの日 ちくわの中に お兄ちゃん』は、確かな評価を得ての入賞となったのだ。

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・ネットの声

「マジでわからん」
「頼む、みんなの分析を聞かせてくれ」
「お兄ちゃんが練り物にされたとか……?」
「ホラーですね」
「富山県には怖い風習があるのか?」
「投稿したこの子が人間でない可能性もある」
「お茶飲むたびに思い出してしまうかも」

などと、様々な声が寄せられている。ネット上では推測の域は出ないものの「おでんの日に、ちくわの穴を覗いたらお兄ちゃんが見えた」という、ほのぼの系の一句だと結論付けられているようだ。

「おでん」も冬を表す季語になっており、この一句で鮮やかに一家団欒(いっかだんらん)の様子を思い起こさせてしまう完成度の高さは、7歳とは思えない……天才といってもいいだろう。

『おでんの日 ちくわの中に お兄ちゃん』……末恐ろしい才能を感じずにはいられない一句である。

参考リンク:伊藤園「おーいお茶新俳句大賞」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼おなじみ「おーいお茶」。
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▼戦慄を禁じ得ない一句。一番右だ。
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▼ちなみに2015年で30周年を迎えるぞ!
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▼「新俳句大賞」も「おーいお茶」も味わい深いぜ!
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