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バリ島をはじめとするサーフィンで有名なインドネシアは、世界各国から最高の波を求めるサーファー達で賑わう場所として知られている。波乗りを楽しんだ後、サーファー仲間と一緒に飲むビールは格別に違いないが、近いうちに、そんな楽しみ方ができなくなってしまうかもしれないのだ。

というのも、イスラム政党が “インドネシアでのアルコール飲料禁止法案” を提出し、可決されれば、アルコール度1パーセント以上の飲料すべてが販売禁止になるからだ。

・アルコール度5パーセント以下の酒類が販売禁止に!!

人口の9割がイスラム教信者であるインドネシアは、世界最大数のムスリムを保するイスラム教国で、飲酒はイスラム教の戒律によって禁止されている。しかし近年になって、都市部の若年層間で飲酒率が増加傾向にあるのだ。

そこで政府は “社会の規範と文化を守るため” に、2015年4月16日より国内の小売店における、アルコール度5パーセント以下の酒類販売禁止に踏み切った。コンビニや屋台など、売り場面積が400平方メートル以下の小規模店舗が対象となっている。

・アルコール度1パーセント以上の飲料も禁止に!?

さらに2大イスラム政党が、アルコール度1パーセント以上の飲料すべての販売と製造、流通と消費を禁止する法案を提出。法案が可決された場合、違反者には最低3カ月、最高2年の実刑が科せされるとのこと。だが観光業への打撃が懸念されるため、5つ星高級ホテルやバリなど一部のリゾート地は適用外とされる見込みだ。

・国民の健康と安全性を考慮しての法律?

政府は、アルコール飲料販売禁止と宗教は関係なく、国民の健康と安全性を考慮してのことだと主張。統計によって、犯罪行為の58パーセントがアルコール消費に起因していること、また、飲酒による痴呆(ちほう)や統合失調症といった疾患を理由に挙げている。

早ければ年内に、アルコール度1パーセント以上の飲料も禁止される見込みもあるため、インドネシアに旅行する人は注意が必要だ。知らずと違法販売の酒を飲んで、逮捕されることがないよう気をつけたいものだ。

参照元:Mashablethe Jakarta PostTHE AUSTRALIAN AP(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.