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コンサートで、ステージ上のアーティストが両手を挙げて「さあ! もっと歓声を上げて!!」と会場を盛り上げようとする姿なら、誰でも見たことがあるだろう。

コンサートではお決まりのジェスチャーだが、これを時期尚早に陸上競技場でヤってしまったランナーがいる。“俺様が1位に決まってるぜ!!” とばかりにゴールへ向かう途中、手を挙げて観客をあおっていたら、なんと最後の最後で追い抜かれるという失態を招いたのである!

かなり恥ずかしさ満載のイタ~イ動画は、「Celebrates Too Early..Losing the Race」で確認できるぞ!

・“俺様が1位に決まってるぜ!!” と観客をあおっていたら……

2015年4月11日、米オレゴン州ユージーンで開催された陸上競技イベント「Pepsi Team Invitational:ペプシチーム・インヴィテイショナル」の8000メートル走でのこと。

話題の動画を見ると、トップを走っていたタンガイ・ペピオットさんは、ゴール目前の100メートル付近で「俺様が1位に決まってるぜ!!」とばかりに右手を数回振り上げ、観客に向けて “声援をもっとくれ” アピール! だが、後ろから迫り来るランナーの状況も確認せずに、この大げさなジェスチャーは時期尚早だと言わざるを得ない。

・背後にトップの座を狙うランナーが迫る!!

彼のあおりに観客が反応したのかと思いきや、実はタンガイさんの背後から迫るランナー、メロン・サイモンさんが接近していることを告げるために、会場の声援が一気に高まった模様。もしくは、ちょっとばかり偉そうなタンガイさんを追い抜いてしまえ! と、観客はメロンさんを応援していたのかもしれない。

・最後の最後で追い抜かれて赤っ恥をかくハメに

するとゴール寸前で、メロンさんがギリギリのところでタンガイさんを追い抜いてゴールイン!! 最後の最後まで自分が1位だと余裕をカマしていたタンガイさんは、一瞬信じられないような表情を浮かべて、ゴールした後にフィールドに倒れこんでしまった。

レース後のインタビューで、「観客の声援がすごかったので、祝いたい気持ちになったんです。でも、レースが終わっていないのに賢明ではありませんでした。まあ、これも人生経験です」と答えた彼は、すっかり開き直っている模様だ。

レースの解説者も、“これはヤっちゃダメですよね~” とのコメントを発していただけに、タンガイさんは開き直っているはいるものの、多少の自己嫌悪は感じていそうだ。しかし、自分の失態を何回も人に見られてしまうデジタル時代とは、なんとも残酷である。

参照元:YouTubeLetsRun.com(英語)
執筆:Nekolas

▼余裕をかまして観客をあおっていたら、最後に追い抜かれちゃったランナーの動画

▼予備