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動物は、人間のように言葉を話せない。「お手」や「伏せ」など簡単なことや、喜怒哀楽などを感じ取ることはできるが、「昨日ね、こんなことがあったんだ」「ふーん、そうか。大変だったね……」などとお話をするのは大分難しそうだ。

けれども動物たちが、「手話」を覚えることをご存知だろうか? 今回ご紹介する、キム・シルバさんは、ネコに手話を教えた人物。本当にネコに手話が通じるの? なんて思ってしまうが、ネコたちの様子を見れば、一目瞭然! ニャンコたちはちゃ~んと手話を理解しているのだ!!

・ろう学校の先生をしていたシルバさん

アメリカのろう学校で人間の子供たちを相手に教えていた、キム・シルバさん。その後、学校を引退したものの、彼女は一教師でいることをやめなかった。次なる生徒に選んだのが……ニャンコ! そして教えるのは……手話だ!!

・耳の聞こえないネコ、バンビ

共に耳が不自由なシルバさんと彼女の夫が、動物愛護施設から引き取ったネコ “バンビ” も、耳が聞こえなかった。そんなバンビとお話ししようと、手話を教えることにしたのである。

それまで、ネコに手話を教えたことのなかったシルバさんだったが、「幼い娘にも手話を教えてきたのだから、要領は掴んでいた」と前向きに手話を教えていったところ、バンビは優秀な生徒に!  順調に手話を覚えていったのだった。

・耳の聞こえるネコたちも手話を習得

また、耳が聞こえるネコたちだって手話を習得した。“ボブキャット” という名の7才のネコは、グングンと手話を吸収。バンビが手話を覚えたのも、ボブキャットのマネをしたところも大きいという。

もう1匹の “ベア” は高齢ネコだからか、手話にはまったく興味を示さず。しかし、ベアの死後に迎えられた “トマシーナ” は、その若さゆえに、旺盛な好奇心で手話を覚えていった。

・動画を見てみよう!

さて、ネコ手話ってどんなものなのか? ということで、シルバさんが実際にネコたちに手話を教える動画『Sign Language with Cats』を見てみると、「握手」「アップ」「ステイ」「ダンス」「おいで」「ハイタッチ」など、彼女が手話を示すと、ネコたちはその一つ一つを理解し、握手したり、立ち上がったりしている。想像以上にネコたちがサインに反応していて、これはすごい!

・ネコは話したがっている

この動画を通じて、より多くの人々が耳の聞こえないネコを引き取り、手話を教えていってほしいと願うシルバさんは、「ネコは、もっと人間と話したがっている」と語っている。

例えば、前述のボブキャット。手話を覚える前は、他のネコとは意思疎通を図っても、人間にはあまり関心を示さないツンネコだったのだとか。しかし手話を覚えてしまうと、おしゃべりニャンコに変身! 嬉しいことである。

・フワフワな手でネコ合図

ネコ手話とはいえ、多くの場合、ネコたちは手話を理解する側。それでも、ネコたちはシルバさんにサインを送って、何がしたいかなど伝えてくることもある。例えば、ボール遊びをしたいバンビは、彼女の手をトントンと叩いて、合図を送ってくるという。そう、ネコたちだって伝えたいのだ。

ちなみに、ネコ手話ほどの技量の高さはないものの、私(筆者)の飼いネコも「キス」と「おいで」という独自のサインなら分かってくれることがある。確かに、通じると嬉しいものだ。

参照元:American Live WireYouTubeDaily MailLove MeowPetcha(英語)
執筆:小千谷サチ

▼動画『Sign Language with Cats』 ネコたちが手話を理解しているよ!

▼ステイ 白ネコがバンビだ
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▼こちらは手話を習うワンコ