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これまでにロケットニュース24では、捨て犬が保護されてからのビフォーアフターを紹介してきた。「シュレックと名付けられるほど毛むくじゃらな犬」や、「どちらが頭でどちらが尻尾か分からない犬」などその見事な変貌(へんぼう)に驚いた人も多いのではないだろうか?

今回、紹介したいのは猫だ。水も食べ物もなく、ゴミ箱のなかにいた生後約5週間の子猫5匹が救助! 発見から保護、そして現在の様子が公開されているのだが、その変貌ぶりと可愛らしさがネット上で大注目されているのである。さっそく、5匹の子猫ニャンの様子を見てみよう。

・ゴミ箱から猫5匹が救助

5匹の子猫が発見されたのは、カナダ・ブリティッシュ州フォートラングレーだ。清掃業者Anders & Co.のスタッフがゴミ収集に訪れたところ、なんとゴミ箱の中に子猫が! それも、1、2、3、4、5匹もいたのである!

体はノミだらけ、寄生虫でお腹はふくれ、たまった糞尿にまみれてひどいニオイだったそうだ。周囲に親猫もいない。子猫はゴミ箱の中から脱出することもできずに、食べるものもなく、じっと寒さと飢えに耐えていたのである。

・洗ってケアしたら悶絶可愛いふわもこ子猫ニャンに!

清掃スタッフの発見により、子猫はキャット・シェルター「Tiny Kittens」で保護されることとなった。薄汚れていた子猫たちは、キレイに洗われ、ノミや寄生虫の駆除をし、温かい部屋と食事を与えられたのだ。

すると、そこに現れたのは4匹の白猫と、1匹の茶トラちゃん!! ゴミ箱にいた姿からは想像できないほど、悶絶可愛いふわもこ子猫ニャンだったのである!

・セサミストリート・キティと名づけられる

5匹の子猫は、人気番組『セサミストリート』にゴミ箱に住むキャラがいたことから、「セサミストリート・キティ」と名づけられた。

そして、2015年3月3日にネットデビュー!! 子猫の様子が24時間生配信されることになったのである。すると、そのあどけないキュートさが話題を呼び、今では世界70カ国のネットユーザーが子猫たちに心を奪われてしまったのだ。

・保護されなかった場合75%の子猫が死んでしまう

だが、ラングレー動物保護協会によると現地では毎年8万匹の子猫が生まれ、保護されなかった場合、その75%が6カ月以内に死亡してしまうという。そこで、「Tiny Kittens」は子猫を保護し、里親探しを行っているのである。

もし、あのままゴミ箱にいたら子猫の命はなかったかもしれない。やんちゃに遊びまわる子猫を見て、救助されなかったときのことを想像すると胸が痛む思いだ。

なお、「Tiny Kittens」では、すでに「セサミストリート・キティ」の里親の募集が始まっている。これだけの人気者だ、きっとすぐ素敵な家族が見つかるだろう。

参照元:Tiny KittensFacebookThe Langley TimesKelowna Now(英語)

執筆:沢井メグ

▼こちらが子猫の生配信だ! 表示されない方はこちら

▼子猫が起きている時間なら、遊びまわる姿が見られるぞ
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▼保護直後の「セサミストリート・キティ」、ノミや寄生虫、そして糞尿にまみれて姿で発見された

▼こちらがアフター!! こんなにふわもこな子猫ニャンだったのだ!

▼かわええええええ……!!

▼ちなみに、「Tiny Kittens」では里親になるだけでなく、寄付やグッズを買うことで子猫を支援できるぞ。気になる人はチェックしてみよう