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突然だが、皆さんは台湾屋台メシ「ルーローハン(魯肉飯)」をご存知だろうか? ご飯の上に甘辛く煮込まれた刻み豚肉がたっぷりのったB級グルメ。あったか~いところを、ガガッとかっこむと心もお腹も満足だ。

そんな「魯肉飯」、なぜか東京で知名度が高い。だって東京にはかつて渋谷や六本木に『鬍鬚張(ひげちょう)魯肉飯』があったから! 残念ながら東京の店舗はすべて閉店。もう日本から撤退していたと思ったら、なんと石川県で営業しているらしい。マジかよ、これは行くしかない!!!! さっそく石川県野々市市(ののいちし)の店まで行ってみたぞ!

・東京にもあった『鬍鬚張(ひげちょう)魯肉飯』

台湾のローカルご飯チェーン『鬍鬚張(ひげちょう)魯肉飯』。かつて、日本で渋谷に六本木、神戸など数店舗展開していたが、次々と閉店。2015年現在、日本国内には石川県野々市市に2店舗あるのみだ。

・黄色い看板! ヒゲのおっさん!! 間違いない!!

店舗とも最寄の駅から徒歩圏内だ。より駅から近い金沢工大前店に行くことにした。北陸鉄道の「野々市工大前」を降りて歩くこと10分。パッと視界が開け、大通りに出たと思ったら、キターッ!! 

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黄色い看板! ヒゲのおっさん!! 間違いない!! ひげちょうや。もう日本にはないと思っていた『鬍鬚張(ひげちょう)魯肉飯』が確かに存在したのだ。

・ひげちょうのルーローファァァァァンッ!!

看板に、お店の内装。なんだか台湾にいるみたい。さっそく「魯肉飯+小皿+野菜1品+ドリンク」がついた700円の「野菜セット」をオーダー。野菜は、青菜、もやし、メンマなど5種類から選べる。今回は豆苗を頼んでみたぞ。

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そして、いよいよ鬍鬚張(ひげちょう)の魯肉飯とご対面! おおおッ!! ほどよく脂がのった豚肉がツヤツヤ光ってる! 肉の大きさは、米粒より気持ち大きいくらいだ。ご飯としっかり馴染むいいサイズで、これは見るからに美味しそうである。

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・食べてみた → ハオチィィィィッ!!(おいしい!!)

さっそく、スプーンいっぱいにすくって、ハフハフ頬張ってみる。味付けは見た目の色ほど濃くない。タレと脂、そしてご飯の甘さが絶妙に合わさっている。あくまで、なめらかな優しいお味。台湾の味だ。

丼の中に載せられたタクアンがいいアクセントになっていて、食べているそばから食欲がガンガン沸いてくる。これはハオチィィィッ!!(おいしい!!) 台湾語ならおいしいは「好呷(ホージャー)」、めっちゃホォジャァァァァァッ!!!!

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・ 豆苗炒めが完璧に台湾の味

魯肉飯も安定のウマさだったが、より感動したのは「豆苗炒め」である。よく中華料理屋で出されるニンニクやオイスターソースたっぷりのアレを想像していたが、全然違った。

そう、醤油だ。使われている醤油が違うのだ。色は濃いがしょっぱくない。むしろやや甘い。お店の方に聞いたところ、台湾の醤油とのこと。うんうん、やっぱり!! だって味が完全に台湾ですもん! いわゆる “豆苗の中華炒め” なら、どこでも食べられるが、台湾醤油の炒め物に出会える場所は限られている。これは嬉しい驚きだった。

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・2店舗とも意外とアクセスがいい

現在、国内には「金沢工業大前店」のほか、JR野々市駅から徒歩12分の「イオン御経塚店」もある。クルマがあれば、もっと行きやすいだろう。

泣いても笑っても、この2店舗がラスト・オブ・鬍鬚張だ。もし旅行や出張などで金沢まで行く用事があるのなら、ちょっと足を伸ばして『鬍鬚張(ひげちょう)魯肉飯』。うん、いい選択だ!!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 髭鬚張魯肉飯 金沢工大前店
住所 石川県野々市市高橋町20-5
時間 11:00~22:00

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼JR金沢→西金沢、北鉄・新西金沢→野々市工大前へ
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▼駅から歩くこと約10分……
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▼黄色いヒゲのおっさん! 『鬍鬚張(ひげちょう)魯肉飯』じゃないかーーーッ!
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▼メニューも豊富★
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▼やっぱ魯肉飯はマストでしょ! 「魯肉飯+小皿+野菜1品+ドリンク」がついた「野菜セット(700円)」をオーダー
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▼甘辛なタレに、ジューシィな肉、甘い脂、白いご飯……最高!!
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▼豆苗炒め! 醤油が台湾の味がしたよ~
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▼こちらの小鉢はラムネみたいな味がした。これも、ザ・台湾な味
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▼店内には、台湾のガイド本やひげちょう本も置いてあったぞ! 
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▼ひげちょうカー!
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▼こちらは台湾の店舗
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▼東京に再上陸を熱望だ!
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