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「遊べる本屋さん」として名高い、『ヴィレヴァン』こと『ヴィレッジヴァンガード』。古今東西の名作の本・マンガから、変な小物までワンサカ揃っている “サブカル界の何でも屋” として、多くの人々を引きつけて止まない。

さて、このヴィレヴァンの発祥地がどこだかご存知だろうか? 下北沢? 吉祥寺? アメ村? ブッブー、全部外れだ! 答えは……名古屋の天白区!……ってどこやねん、そこ!? ということで、今回はヴィレヴァン本店に行ってみたぞ!

・ヴィレヴァン発祥の地=名古屋

カワイイ小物からギャグ・グッズ、有名無名問わずに興味深い本まで、幅広く、奥深い品揃えを誇るヴィレバンは、まさに “遊べる本屋さん” 。看板に偽り無しだ。

日本全国と香港に計389の店鋪を構えているので、一度はその名を見聞きしたことがある人も多いはず。それどころか、「大好きで、週一回はツイツイ足が向いてしまう」なんて人もいるだろう。……と、実はそんなヴィレヴァン発祥の地は、名古屋なのである! 

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・オシャレな立地ではない

ということで、今回はヴィレヴァン本店に行ってきたのだが、その所在地は天白区。地下鉄「塩釜口駅」か「植田駅」から、それぞれ歩いて15分程度だ。……と言っても、きっと多くの人が「どこ?」と思われるかもしれない。そう、そこはおよそ “オサレ本屋” ヴィレヴァンの本店らしからぬ場所なのだ。名古屋発祥と言えども、栄、大須、名駅周辺といったオシャレ地域ではない。

「洋服の青山」や「CoCo壱番屋」なんかが、ポツリポツリと立ち並ぶ国道沿いに、埋もれるようにして、ヴィレヴァン本店は建っている。パッと見はボロボロな小さな倉庫だが、その空色の外観が可愛らしい。

・猫店長がいるかもよ!

そしてその扉の上には「猫店長 会えたらラッキー」との文字が! ネ……ネコ店長!! なにそれ、スッゴクときめくじゃないか。「さすがヴィレヴァンさんや!」と入店すると、そこはあのヴィレヴァンの世界が

本で埋め尽くされた壁。お馴染みの黄色いポップ。一寸先も見通せないほど有象無象のものがひしめく異空間……。

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・売っているものは他の店鋪と変わらない?

と店内を見回っていると、売っているものは他店鋪とあまり変わらない印象だ。レジ前のジャンクでジョークなお菓子から、抜群のセンスの本やマンガ、もらってもチョット困ってしまう小物たちなどなど、ヴィレヴァン常連さんなら、既視感を覚えるような品揃えである。

・あの鳥山明のサイン色紙が!!

しかし、実に名古屋らしい物だってあるのだ。それは……『ドラゴンボール』などで超有名な漫画家・鳥山明さんのサイン色紙! 悟空の絵が描かれているではないか!! そう、鳥山明さんは名古屋出身なのである。

また、本店オリジナルTシャツやグッズなんかも、売られているのでいいお土産になりそうだ。

私(筆者)は、名古屋で育ったのだが、正直「名古屋=大いなる田舎」という言葉に苦しめられた時期もあった。しかし、「ヴィレヴァンが名古屋発祥の地」という事実は、そんな私の大いなる支えとなってくれたのである。ちなみに “猫店長” にはお会いできなかった……。

・今回ご紹介したお店の詳細データ

店名 ヴィレッジヴァンガード 本店
住所 愛知県名古屋市天白区植田西1-515
時間 10:00~24:00
休日 年中無休

参考リンク:ヴィレッジヴァンガード
Report:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼こんなんが置いてあるのが素敵や!
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▼猫店長……いつか会いたいな!
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▼さすが「本店」。味がある風貌だ
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