dembaba

サッカーの伝説になっているプレーのひとつに「スコーピオンキック」がある。時は1995年9月、コロンビア vs イングランドの親善試合で、コロンビアのGKイギータ選手が繰り出した必殺技だ。

そう目にする機会がないエビ反りキックだが、先日海外の試合で思わぬ体勢から「スコーピオンキック」が炸裂。しかもゴールに結びついたので、動画「Demba Ba funny goal :D Beşiktaş Istanbul vs Mersin İdman – 2015」と共にお伝えしたい。

・トルコでの試合

「スコーピオンキック」が炸裂したのは、トルコのスーパーリーグ。2015年2月1日に行われたベシクタシュ・ジムナスティック・クリュビュ vs メルシン・イドマン・ユルドゥの試合でのことである。

・スコーピオンシュートが炸裂

動画は、ベジクタシュのFWデンバ・バ選手がディフェンスの裏に抜け出したところからスタート。ディフェンスを振り切り、シュートを放つも、ゴールキーパーに弾かれるシーンが映し出される。

ところが! そのボールが再びデンバ・バ選手のもとに戻ってくると、彼は倒れ込みながらもエビ反りキック!! ループ気味になったシュートは、キーパーとディフェンスの頭上をふわりと通過。なんとそのままゴールへ吸い込まれてしまうのである! こ、これは美しい……!

・決勝点となり勝利

一見、偶然のようにも見えるこの光景。しかし、デンバ・バ選手はとっさに足を出しているため、しっかりとボールが見えていたのだろう。一度はセーブされてしまったものの、最後まで諦めない気持ちがゴールを奪いとった。

ちなみに試合は2−1でベジクタシュが勝利。このゴールは、1−1で迎えた同点の場面で決まり、結果的に試合を決める決勝点となっている。イギータほどの派手さはないが、見事な「スコーピオンキック」であった。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼見事なスコーピオンキックである