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マクドナルドは、世界で最も有名なファストフードチェーンだ。私たち日本人にとっては非常に身近ではあるが、世界にはマクドナルドが存在しない国だってある。北欧の国・アイスランドもそのひとつだ。

アイスランドのマクドナルドは2009年に撤退しているのだが、その撤退時に購入されたハンバーガーとポテトが、6年経っても買った当時そのままのピカピカな状態であったことが判明! いっとき国立博物館にも展示されていたという代物らしいのだ。

・後世に伝えるためバーガー&ポテトを博物館に寄贈

2009年、金融危機のあおりを受け、マクドナルドはアイスランドから撤退することになった。最終営業日は同年10月31日だ。

まさに、アイスランドからマクドナルドが消える日。現地に住むヒェルトゥル・スマラソンさんは、「歴史的な瞬間に立ち会った」と感じ、“歴史的資料” としてハンバーガーとポテトを購入。アイスランド国立博物館に寄贈したというのだ。

・博物館に展示

ヒェルトゥルさんは、よほど「I’m lovin’it」だったのだろうか? でも、食べ物を展示物として寄贈されたって困るだけでしょ!? ……と思ったら、なんとアイスランド国立博物館はその申し出を受けたという。

・腐らなかった

こうして展示されることになったポテトとバーガー。ビニール袋に入れた状態で展示されたというのだが、驚くべきことに一向に腐ったりカビたりする気配がなかったそうだ。マジかよ!? 「マクドナルドのバーガーは腐らない」は都市伝説だと思っていたのに……!! 信じられないよ!

・博物館「もう捨ててもいい?」

「腐らないハンバーガー&ポテトが展示」となれば、それだけでも見に行きたくなるというもの。だがしかし!! やはりというか何というか、利用者から「食べ物を展示するのはいかがなものか」という声が上がったのである。博物館は展示を取りやめることになり、博物館側からヒェルトゥルさんに破棄の確認連絡があったのだという。

・現在は、レイキャビクのホテルで展示

しかし、ヒェルトゥルさんはこの “歴史的資料” の破棄を拒否。こうして、2012年にハンバーガーとポテトは彼に返却され、現在は、レイキャビク市内のホテル「バス・ホステル・レイキャビク」のバーで展示されているそうだ。

購入から6年。にわかには信じられないが、ホテルの公式サイトが配信しているハンバーガー映像を見ると多少ペシャっとなっているが、それでも購入からそう時間が経っていないと見間違えるほどの形と色を保っている。ポテトも見た目は「多少冷めちゃったかな」くらいの質感だ。

歴史的資料としての保存に尽力したヒェルトゥルさんは、このカビが生えないハンバーガーについてこう語る。

「アイスランドにマクドナルドはもうありません。でもマクドナルドのハンバーガーは存在するんです。しかも、現存する最古のハンバーガーだと言えるんじゃないでしょうか?」

「なんだかポテトが減っている気がするんですよ。展示中に誰かがコッソリ食べてしまったのかもしれません」

参照元:MailOnlineGrapevinembl.isバス・ホステル・レイキャビク(英語)

執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼こちらが2015年に入ってから撮影されたという、6年前のポテト&バーガー。全くいたんでいる様子はない

▼なお、ハンバーガーとポテトの様子は、バス・ホステル・レイキャビクの公式サイトでリアルタイムで配信されているとのこと、完全に客寄せパンダ状態である


▼こちらは2009年のマクドナルド、アイスランドから全面撤退のニュース