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以前ロケットニュース24では、「両手を使わずにズボンをはく方法」をご紹介した。台湾人俳優の蕭志瑋(しょう・しえい)さんによる、エクストリームなパフォーマンス動画である。

なんと最近! 蕭さんの志を継ぐ者が現れたもよう。その人物は、ノーハンド・ズボン穿き法をさらに進化させ、「両腕に赤ちゃんを抱きながらのノーハンド・ズボン穿き法」を編み出したのだ。“弟子が師匠を越えた瞬間” は、YouTube の動画「We got this」で確認できるぞ!

動画を再生すると、赤ちゃんを抱いた1人の白人男性が映し出される。彼こそが、蕭さんの継承者にして、ノーハンド・ズボン穿き界にエボリューションをもたらした人物だ。

・BGMから蕭さんに対するリスペクトが感じられる

動画でまず注目して欲しいのがBGM。聞くとテンションが上がるこのBGMは、Europe の『The Final Countdown』という曲。映画好きなら、「ロッキー4で、ロッキーがトレーニングするときに流れていた挿入歌」と言われた方がピンと来るかもしれない。

実はこの曲は、蕭さんがパフォーマンスを見せた動画の曲と全く同じなのだ。つまり、この継承者である男性は、師匠と同じBGMを敢えてぶつけてきたのである。……これだけでも、この男性の蕭さんに対するリスペクトがうかがえるというもの。

・「両腕に赤ちゃんを抱きながらのノーハンド・ズボン穿き法」

先述の通り、男性が挑むのは「両腕に赤ちゃんを抱きながらのノーハンド・ズボン穿き法」だ。もし男性の体勢が不安定になれば、赤ちゃんが泣き出すかもしれない。それだけに、より一層のバランス感覚が求められる。厳しい条件と言えるだろう。

言わば彼ら2人は、同じ断崖絶壁に挑んだクライマーである。蕭さんが、「(常識的な理由から)誰も登らなかった断崖絶壁」を初めて制覇したとするならば、この男性は命綱なし、落ちたら終わりという状況で、同じ絶壁をよじ登ろうとしているのだ。

そんな男性の挑戦の結果は、是非とも自分の目で確認して欲しい。そしてもし、「なぜ、そんなことをするのか?」と疑問を持ったら、私(記者)が彼ら2人に代わってこう答えたい。「そこにズボンがあるからだ」と。

参照元:YouTube ThePurplePanzy
執筆:和才雄一郎

▼こちらがその動画。言うまでもないが、赤ちゃんを抱きながらの挑戦は危険。真似するのは止めておこう

▼師匠である蕭さんのパフォーマンス

▼BGMに使われていたEurope の『The Final Countdown』