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1月もそろそろ終わりを迎えようとしているが、今年の抱負がすでに3日坊主になっている人はいないだろうか? そんな人は、世界初の快挙を成し遂げた人の話を聞けば、今年こそは新年の抱負を達成する意欲が沸いてくるかもしれない。

ということで、米ヨセミテ国立公園にある900メートルもの高さの一枚岩を、フリークライミングで登り切った男性二人のストーリーを紹介したい。「人間、努力すれば何だってデキる!!」と、気分を奮い立たせられること間違いないナシだ!

・世界最大級の一枚岩の制覇に挑戦!!

米ヨセミテ国立公園にそびえ立つ、世界最大級の一枚岩「エルキャピタン」。その “ドーン・ウォール” と呼ばれる難関ルートに挑んでいたトミー・コールドウェルさん(36)とケビン・ジョージソンさん(30)が、フリークライミングで大絶壁を制覇する世界初の快挙を成し遂げた。

フリークライミングとは命綱以外のハーケンといった道具を一切使わず、自分の手足のみで岩壁を登って行く、技術と体力勝負のクライミング法だ。

・登頂までの記録をSNSで発信

2014年12月27日、ケビンさんとトミーさんは頂上を目指してクライミングを開始。困難なドーン・ウォールにクライマーが挑戦し続けるのは、“制覇するのがほとんど不可能” だからとも言われている。「不可能を可能にしたい」との思いが、クライマー達を奮い立たせるのだろう。

二人は画像共有サイトInstagramで、登頂までの様子を記録して世界へ向けて発信。投稿された写真を見ると彼らの指はボロボロで、かろうじてテーピングで指を守っているものの、皮膚は裂け爪もかなり傷ついている。ケビンさんは休憩時間に、「一番難関の区間と戦うために、指先の皮膚を休めているところ」とコメント。どれだけクライミングがハードなものかが伺える。

・夜は岸壁から吊るしたテントで就寝

夜は岸壁からテントを吊るして就寝。岩壁にぶら下った状態でテントを設置するのも一苦労だが、何百メートルもの高さで宙ぶらりん状態で寝るのも大変である。地上から約360メートルの地点でもネットを受信できたという二人は、オンディマンド配信の映画を観るなどして一息ついていたそうだ。

・19日後に頂上へ到達! 世界初の快挙!!

こうした想像を絶する試練を乗り越え、二人は登頂開始から19日後の2015年1月14日、ついに頂上へ到達!! 世界発の快挙を果たした二人は、

「夢を実現することが全てだ。自分自身に挑んで不可能を可能にするんだ」

と、決して忘れてはならない名言を残している。

筆者もヨセミテ公園でエルキャピタンを見たことがあるが、トンでもない大絶壁である。あの壁をフリークライミングで登り切ったとは、二人の意思の強さと努力に感服せざるを得ない。やはり一番の競争相手は、何においても自分自身なのかもしれない。

参照元:Instagram @tommycaldwellThe New York TimesLA Times(英語)
執筆:Nekolas