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「鉄腕アトム」から「ブッダ」、「火の鳥」、「リボンの騎士」、「どろろ」など、数多くの傑作を生みだした『漫画の神様』、手塚治虫。人それぞれに好きな作品があるだろうが、なかでも「ブラック・ジャック」に心酔する人も多いかと思う。

そんな人々に紹介したいのが、『ブラック・ジャック 名台詞集トイレットペーパー』だ。私たちの胸を熱く焦がしてきたブラック・ジャックの数多の言葉が、なんとトイレットペーパーに印刷されて販売されているのである! こ、こんなの……お尻がふけないではないか!!

・熱い男ブラック・ジャック

幼いころに父親に捨てられ、愛する母親を爆発事故で亡くし、爆発の後遺症に苦しみながらも命がけでリハビリを行ったブラックジャック、本名:間黒男(はざま・くろお)。医師の本間丈太郎に命を救ってもらったことに深く感謝し、自らも医学の道を志した。

その医療技術の高さと、命に対する熱意に惹かれた患者たちは、提示された超高額な手術費をものともせず、ブラック・ジャックに手術をするよう請い集まるのだ。

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・ハッとさせられる言葉の数々

真っ直ぐに命を見つめてきた彼の言葉は、まさに珠玉。第108話『ペンをすてろ!』の「生きるんだっ せいいっぱい生きようと努力しろ!!」、第212話『もらい水』の「私なら母親の値段は百億円つけたって安いもんだがね」など、ハッとさせられる言葉が収められたこのトイレットペーパー。

台詞が登場したエピソード名も併記されているので、トイレから出た後に、実際に漫画でその場面を堪能することだって簡単にできるのだ!

・キリコやピノコとのあのストーリからも!

例えば、ファンからも人気の高い安楽死ドクター・キリコとの対決が描かれた第51話『ふたりの黒い医者』の「それでも私は人をなおすんだっ 自分が生きるために!!」。連載最終話にして第218話『人生という名のSL』で、彼がピノコに対して言った胸キュン台詞「お前私の奥さんじゃないか」。

さらにさらに「医者はなんためにあるんだ」や「私は自分の命をかけて患者を治しているんです」、「私は死にものぐるいで治そうとする患者が好きでねえ」なんて、彼の医者としての痛切な思いがこれでもかと並んでいる。

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・「もっとトイレットペーパーを使ってしまう」などの弊害も?

使う度に、ブラック・ジャックの熱い言葉と対峙することになるこのトイレットペーパー。「深く考え込んでしまう」、「他の台詞も読みたくて、無駄にトイレットペーパーを使う」、「涙で前が見えなくなる」……なんて “弊害” が起こりそうだが、いずれにせよトイレ滞在時間が長くなるのは確実だ。

ちなみに私(筆者)が『ブラック・ジャック 名台詞集トイレットペーパー』を購入したのは、丸善丸の内本店のコーナー「手塚治虫書店」。どうやら限定品のようなので、気になる方は今すぐ買いに走ろう!

参考リンク:秋田書店
Report:小千谷サチ
Photo:Rocket News24

▼横顔も素敵だっっっっ!
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▼名台詞の数々がずら〜り
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▼包装紙にも熱い言葉が!
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