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ずっと仲良くいられるパートナーを持つことに、憧れを抱く人は多いだろう。ロケットニュース24でも「結婚に関する20のアドバイス」「小言が多いパートナーを持つと死亡する危険がアップ」なんてパートナー関連記事が人気だったりする。

今回紹介するのも、互いに深く愛し合った老夫婦のお話だ。しかし、その愛はあまりにも深い。妻の死期を悟った夫が、「彼女がいないとつまらない」と言い残して、自らの生にも終わりを告げたのだ……。

・69年間の結婚生活

米オハイオ州のホスピスに入っていた、ワーリントン夫妻。88才の夫ジーンさんと、86才の妻パットさんは、大変仲が良く、69年間もの長い結婚生活を送ってきた。そして、2014年12月26日に、二人揃ってあの世に旅立ったのだった……。

・「パットがいないと人生は楽しくない」

その1日前に、妻のパットさんの部屋を訪れ、彼女の手を握ったジーンさん。このときに、「“彼女の命はもう長くない” と、ジーンさんが感じ取ったのではないか」と夫妻の息子のフィルさんは話している。

ジーンさんは自分の部屋に戻り、翌日、死を決意して自身の体から点滴のチューブを外したのだった……。パットさんが亡くなった8時間後に、ジーンさんもあの世へと旅立った。最後に、ジーンさんは息子に向かってこう話していたという。

「パットがいないと、人生は楽しくない」

・第二次世界大戦前に、内緒で結婚した2人

中学生のときに出会った彼らは、ジーンさんが第二次世界大戦に出兵する前に、周囲に秘密で結婚したという。16才と18才の、とても若い2人だった。その後、無事に戦争から戻ってきたジーンさんは、「2度と彼女と離ればなれになりたくない」と強く思ったそうだ。

3人の子供と7人の孫、12人のひ孫に恵まれ、人生の大半を共に過ごしてきた夫妻は、最後の最後まで一緒だったのである。

ネット上ではこのニュースに対して、「あまりに美しく、あまりに悲しい」「これぞ愛だ」などというコメントが飛び交っており、多くの人々が感動したのが分かる。誰だって死ぬ時は一人。けれども、それまで培った他者との関係が消えることはないようだ。

参照元:Mail OnlineNY Times、Twitter @CTV News(英語)
執筆:小千谷サチ

▼若かりしころのお二人