これまで長らくその活動を追いかけて伝えてきた、地下アイドル「仮面女子」がついに快挙を達成した。その快挙とは、2015年1月12日付けのオリコンシングルランキングで、初登場1位を獲得したのである。
オリコンによると、インディーズレーベルの女性アーティストが1位を獲得するのは史上初のことなのだとか。まさかこんな日が来ることになるとは、出会った当初の彼女たちからは考えられないことだ。はたして今年は、真の飛躍の年となりえるのか? ここが頂点であってはいけないと思うのは、私(佐藤)だけだろうか……。
・13万2000枚のセールス
1位に輝いたのは、1月1日発売のシングル『元気種☆』である。発売前から20万枚のセールス目標を掲げ、年末から猛烈にプッシュして予約枚数を伸ばし続けていた。最終的に初週の売り上げが13万2000枚にも達したのだ。
・2014年を超える活躍
2014年は2度のZepp Tokyo公演を実現し、ロックフェスに相次いで参戦した彼女たち。大きく躍進した1年だったといえるだろう。それが元日のシングル発売で、昨年にも増す勢いで、活躍する予感を秘めている。だが、これから先の道のりは今までにも増して困難を伴うかもしれない。
・走り続けられるのか?
というのも、このスタートダッシュで1年を走り続けられるとは、私は到底思えないからだ。これに続く作品は、再び1位を獲得できるだろうか? 11月に控えたさいたまスーパーアリーナワンマンライブを満席にできるだろうか? 大舞台に出演機会は増えたものの、はたして本当に彼女たちの実力は進化を続けているのだろうか?
オリコン1位は本当にスゴイことである。でも、ここが頂点であってはいけない。ここからまた地道に実力を培って欲しいと願う。
参照元:オリコン
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼2015年1月1日発売の『元気種☆』