多くの喫煙者にとって、禁煙は簡単に成功できるものではない。「吸いてぇー!」「でも吸えない!」「1本くらい大丈夫だろ……!」「いや、ここで吸ったら全てが台無しだ!!」という壮絶な葛藤の連続であり、途中で挫折する人は数えきれない。

そんな1人の戦いの記録が、画像共有サイト「imgur」にアップされていたので、ご紹介したい。ここまで聞くと、禁断症状で悶え苦しんでいる姿などを想像する人は多いだろうが、そうではない。むしろ苦しさはなく、どことなく痛快。……しかし、紛れもなく戦いの痕跡である。

・本の中身をくり抜いてカモフラージュ

画像を見れば分かる通り、タバコがくり抜いた本の中に収められている。その本は、あるおじいちゃんの孫が発見したらしい。おじいちゃんは「禁煙した」と言っていたようなのだが……これは明らかに禁煙してない! 家族に隠れてこっそり吸ってたな〜!! なお、おじいちゃんは1989年に亡くなったそうだ。

それにしても、なんという徹底したカモフラージュだろうか。本の中身をくり抜くなんて、まるで小説か映画の世界。『ショーシャンクの空に』でアンディーが脱獄する時と同じ方法ではないか……。凄まじい喫煙への執念! そしてどこかユーモラス!!

・本のタイトルに注目

また注目して欲しいのが、本のタイトル。『Love is Eternal』……直訳すれば、『愛は永遠に』といったところ。その本にタバコを隠していたということは、「私のタバコへの愛は永遠さ」という意味が込められていたのだろうか?……そう考えると、なんてお茶目! シャレが効いてる〜!

とにもかくにも、おじいちゃんは禁煙という自分との戦いには敗れたかもしれないが、家族にメッセージを残すことには成功した。四半世紀の時を経て、「禁煙宣言」が実を結んだのである。それは想定通りだったのか? それとも思わぬ形だったのか? 答えは、今は亡きおじいちゃんだけが知っている。

参照元:imgur
執筆:和才雄一郎

▼こちらがその画像

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